1: ぐれ ★ SzUNrIlw9 2025-11-02 08:26:01 ※11/2(日) 7:11 NEWSポストセブン 10月28日、盛岡市中央通りにある岩手銀行本店の地下駐車場でクマが1頭確認された。程なくして吹き矢で麻酔を撃ち捕獲したが、周囲は緊迫感に包まれた。このクマは誤って市街地に迷い込んだのか、それとも「住宅地は安全」と知っている"確信犯"だったのか──。 かつて熊被害といえば、きのこ狩りや山菜採りにいった人が遭遇して襲われるケースが多いとされていた。しかし今、全国を恐怖に陥れているのは、住宅地や市街地など、人間の生活圏に進出する「アーバン熊」だ。 優秀な頭脳を持つ「アーバン熊」は、さらに人間について学び、"アーバン熊2.0"へと進化しているという。そのアーバン熊の実態について、2024年1月に発行された別冊宝島編集部編『アーバン熊の脅威』から、一部抜粋・再構成して紹介する。【前後編の前編】 * * * なぜ日本だけで熊が大量発生しているのか 2024年以降、日本は未曽有の「熊害」に怯えることになるのではないか。人身被害が170人を超えた2023年の熊被害レベルのみならず、今後、人の活動領域が熊によって奪われていくことが予想されるからである。 いかに現在の日本が異常なのか。それは本州のツキノワグマ生息数が、実に4万5000頭に迫る勢いで伸び続け、北海道のヒグマも1万数千頭へと急伸している点からも理解できる。つまり1億2000万人がひしめく経済大国で実に4万頭に及ぶ「猛獣」が生活圏を接するようになっているのだ。しかも、その猛獣とは、殺傷能力を持った人間を恐れない「アーバン熊」なのだ。アフリカのサバンナ並みの危険度と言いたくなる。 そもそも熊は絶滅危惧種だ。世界の生息地域では「人間の保護」がなければ多くの固有種が絶滅しかねない状態にある。熊害は日本だけに起こった異常事態なのだ。 続きは↓ 《熊による本格的な人間領域への侵攻》「人間をナメ切っている」“アーバン熊2.0”が「住宅街は安全でエサ(人間)がいっぱい」と知ってしまったワケ 後編 クマ被害への「最も効果的な解決策は、自衛隊の投入」と言える“深刻すぎる熊の凶悪化”、最近の熊は「ハンターと一般人」を見分け「狩猟区と禁猟区の違い」も理解か|NEWSポストセブン…