1 名前:木星(東京都) [US] 2025/10/25(土) 11:04:16.96 ID:c5eSuFse0● ?PLT(21500).net 「ここで死ぬ」 入管施設に13年、イラン人男性の収容が続く事情 いつまで収容されるのか、終わりが見えない。 イラン人男性のアリさん(51)=仮名=は日本に不法入国後、罪を犯し、日本からの強制退去を命じられている。 「(イランへの)送還可能なときまで」との決まりで入管の収容施設に入れられ、13年が過ぎた。 収容期間は、現在いる収容者のなかで最長だ。 「ここで死ぬことになるだろう」 面会取材に対して絶望的な表情で語るアリさんは、なぜこれほどまで長く、収容され続けているのか。 そこには日本とイランが抱える特有の事情が絡み合っていた。 不法入国、薬物事件の末に アリさんは、どんな経緯で入管施設に収容されることになったのか。 本人が望んでいる難民認定の申請書類や訴訟記録によると、アリさんは1974年に8人きょうだいの末っ子として、イラン南西部の都市で生まれた。 高校卒業後に運送会社などに勤務。結婚し、2人の子をもうけた。 2005年ごろ、写真やビデオの撮影を行う事業を立ち上げたが軌道に乗らず、08年1月にイスラエル国籍の他人名義のパスポートを使い、出稼ぎ目的で日本に入国した。 3カ月後、東京都内のアパートで乾燥大麻を所持したとして現行犯逮捕され、その他の薬物事件を含めて起訴された。東京地裁で08年7月、懲役4年・罰金50万円の有罪判決を言い渡され、収監された。 服役中の12年9月、日本からの退去を命じる「退去強制令書」を受け、刑務所から出所後にそのまま入管施設に収容された。 難民認定申請は認められず アリさんは収容後、法務省に難民認定を申請した。父親は79年のイラン革命前、首相の秘書をしていたが、革命後に政治犯として逮捕されて拷問を受けた。 兄や姉も逮捕されたとして、アリさんは「イランに戻れば迫害を受ける」と訴える。 しかし、難民とは認められなかった。不認定処分の取り消しを求めて訴訟を起こしたものの、裁判所からも「(アリさんが)日本に入国するまでの間、イラン政府から逮捕されたことはなく、迫害を受ける恐れがあるとは認められない」と請求を退けられた。 アリさんは収容先を転々とし、22年11月から東日本入国管理センター(茨城県牛久市)にいる。 「イランに帰れは殺される。日本はなせ難民と認めてくれないのか。子どもに会いたい。人問らしく生きたい」…