
横浜FMが残留に大きく近づく連勝! 広島を3発撃破、降格圏と勝ち点差「5」に明治安田J1リーグ第35節が25日に行われ、横浜F・マリノスとサンフレッチェ広島が対戦した。 17位横浜FMは降格圏との勝ち点差を「2」に広げて、難敵との連戦が続くラスト4節に突入。逆転優勝こそ厳しいが一つでも上の順位でシーズンを終えたい広島を『日産スタジアム』に迎え撃った。 試合の均衡が破れたのは12分、横浜FMが相手のミスを活かして先制に成功する。相手GK大迫敬介のパスを引っ掛けて、素早く前線にパスを供給。受けた植中朝日は前を向いてシュートを選択し、正確にゴール左下隅を撃ち抜いた。 追いかける展開となった広島はボールを握る時間が続いたものの、今季を通じて課題の決定力不足に悩まされ、ビハインドで折り返す。ミヒャエル・スキッベ監督はハーフタイムで3枚替えを行い、状況の打破を図る。66分、東俊希のクロスに中村草太が合わせてゴールネットを揺らしたものの、中村がわずかにオフサイドラインを越えていたため、得点はVARによるチェックの末に取り消された。 すると83分、苦しい時間が続いていた横浜FMにチャンスが訪れる。天野純がペナルティエリア内で田中聡のファウルを誘ってPK獲得。天野自らがキッカーを務めると、ゴール右下隅に突き刺してリードを広げる。 そして後半アディショナルタイム1分、横浜FMが勝利を手繰り寄せる3点目を奪う。天野の右コーナーキックにジェイソン・キニョーネスが頭で合わせて押し込んだ。 試合はこのまま終了し、横浜FMは2連勝、広島は8試合ぶり黒星となった。18位横浜FCが今節敗れたことで、横浜FMと残留圏の勝ち点差は「5」に広がった。なお、横浜FMが勝利したことで、最下位のアルビレックス新潟は降格が決まり、19位湘南ベルマーレも26日のアビスパ福岡戦でドロー以下なら残留の可能性が消滅する。 横浜FMの次節は11月9日に行われ、敵地で京都サンガF.C.と対戦。広島は同1日にJリーグYBCルヴァンカップ決勝で柏レイソルと戦った後、同9日のJ1第35節で浦和レッズをホームに迎え撃つ。【スコア】横浜F・マリノス 3-0 サンフレッチェ広島【得点者】1-0 12分 植中朝日(横浜FM)2-0 86分 天野純(横浜FM)3-0 90+1分 ジェイソン・キニョーネス(横浜FM)◆◇◆ 横浜F・マリノス part2330 ◆◇◆…