「変化が必要だった」 バルセロナFWラッシュフォードがマンチェスター・Uからの移籍理由や新天地での様子を語るバルセロナのマーカス・ラッシュフォードは、今夏の移籍理由などについて語った。マンチェスター・ユナイテッド出身で、若くから注目を集めて名門の背番号10を着用していたラッシュフォード。しかし、近年は伸び悩み、昨シーズン後半はアストン・ヴィラで過ごし、今夏には期限付きでバルセロナに新天地を求めた。ラッシュフォードは、バルセロナで離脱するハフィーニャやラミン・ヤマルの代役として起用されて、ここまで公式戦12試合で5得点を記録。マンチェスター・U時代の低調なパフォーマンスを払拭するプレーを見せている。そんなラッシュフォードは今夏にバルセロナに移籍した理由について『ESPN』で「1つの場所にとても長い間いた。みんなはこのことを忘れていたけど、23年間や24年間の人生はマンチェスター・ユナイテッドと一緒だった。だから、時には変化を必要とするものだ。おそらくこれは僕に言えることだったと思うし、今すべてを楽しんでいる」と話し、以下に続けた。「起きるべくして起きたことだと信じている。移籍の可能性についてバルセロナと話し合ったことはこれが初めてではない。でも、理由はともあれ、実現はしなかったし、そして今はそれを実現するためのチャンスだった。今現在感じられているような時間を感じたことはなかった。だから、僕はただ目の前のことを一つ一つやっている。引退するとき、良いことも悪いことも懐かしむことになるから、重要なことは成長を続けることだ。毎日、日々のことをやり、前日よりも良くなろうとすることだ」ラッシュフォードの移籍期間は今シーズン終了までの1年間。来夏にはマンチェスター・Uに帰還することになるラッシュフォードは、来夏以降の残留を望むかと問われ「もちろん残りたい。このフットボールクラブで楽しんでいるし、フットボールを愛する人にとってバルセロナは世界的に重要なクラブだと思う。選手にとっても名誉なことだ」とコメントした。2得点のラッシュフォード、バルセロナへの順応ぶりを明かす「学んでいる最中」 バルセロナに所属するイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが、オリンピアコス戦を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節が21日に行われ、バルセロナはオリンピアコスと対戦。57分から数的有利に立った試合は、フェルミン・ロペスがハットトリックを達成し、ラッシュフォードが2ゴールを決めたほか、ラッシュフォードが獲得したPKをラミン・ヤマルが決めるなど、6-1で大勝した。 データサイト『OPTA』によると、この試合の2得点によって今季公式戦で9得点に直接関与(5ゴール4アシスト)を記録しているラッシュフォードは、ラ・リーガの選手ではキリアン・エンバペ(17)、フリアン・アルバレス(10)に次ぐ、公式戦での得点関与数を記録しているという。 また、イギリスメディア『Squawka』によると、今季ここまでのCL3試合すべてでゴールまたはアシストを記録しているラッシュフォードは、平均49分ごとにゴールまたはアシストを記録していることも伝えられている。 フル出場した試合後、ラッシュフォードは「ここはフットボールを楽しめる素晴らしいチームだ。今日のパフォーマンス、特に後半のパフォーマンスには満足している。10人になった相手は明らかに苦しくなったけど、僕たちはスペースをうまく使ってタイミングも良くなった」と手応えを口にしながら、次のように振り返った。「前半も素晴らしかったと思うけど、後半の方が速かったと思う。ハンジ・フリック監督は非常に厳しい監督で、インテンシティは彼の重要なテーマの一つだ。それだけでなく、より多くのゴールを狙うという強い意志を示すよう求めている。相手を崩すことが難しいこともあるけど、様々なエリアに得点力のある選手が多数いるので、ゴールを決めることをそれほど心配する必要がない」 今季はマンチェスター・ユナイテッドからのレンタル移籍で初めて国外でのプレーを経験しているラッシュフォードは、ペドリやヤマルとのプレーについて聞かれると、「2人ともボール捌きが素晴らしいと思う」と絶賛しつつ、まだバルセロナに順応しているところであることを強調した。「他のチームもそれを知っていることを忘れてはならない。だから、僕にとって重要なのはタイミングなんだ。まだ学んでいる最中だよ。彼らとの連携を改善し、アシストやゴールを決めるための適切なエリアに入ろうと努力している」 一方、フリック監督も試合後には「マーカス・ラッシュフォードは今日、良いプレーを見せた」と同選手のパフォーマンスに賛辞を送っている。「彼は常にピッチにいたし、9番の役割を担うのは彼にとって容易なことではない。試合開始直後にはプレッシャーをかけるのに苦労していたと思うけど、最終的に彼はチャンスを得て、PKも獲得した。重要なことは彼がゴールを決めたことだ。彼は私が彼に求めていることを100%発揮してくれている」† Red Devils Manchester United 1996 †…