1: 名無しダイエット 2025/10/18(土) 18:17:04.54 ID:??? TID:2929 手頃な価格と健康志向でブームを巻き起こしたサバ缶が、勢いを失っている。生産量は5年で半減。 背景には、深刻なサバ不足がある。 「サバ缶の生産量は、10年前の30分の1にまで落ち込んでいます」 宮城県石巻市の水産加工会社「木の屋石巻水産」の松友倫人営業部課長は苦しい胸の内を明かす。 東北有数の水揚げ量を誇る石巻港の「金華サバ」を使った水煮やみそ煮の缶詰を作ってきた。 だが、ここ数年は水揚げ量が振るわず、サイズも小ぶりに。 缶詰の原料がそろわず、休売を繰り返している。 「この3年で、缶詰用のサバの仕入れ価格は2倍に跳ね上がりました。先行きが見通せません」 ■震災復興の「サヴァ缶」も終了 東日本大震災からの復興の象徴として親しまれてきた洋風缶詰「サヴァ缶」は今年5月で製造を終えた。 震災後の2013年に発売され、オリーブオイル漬けやレモンバジルなど5種類の味付けと、黄や緑のカラフルなパッケージで話題を呼んだ。 当初の価格は一般的なサバ缶の2~3倍の360円(税抜き)だったが、計1200万個を売り上げた。 だが、近年の不漁が直撃した。 岩手県釜石市の工場が一時休止せざるを得なくなり、販売を担ってきた第三セクターの岩手県産(同県矢巾町)の担当者は「原料さえ手に入れば、売り続けたかったのですが」と悔しさをにじませる。 ■漁獲量が低迷 卸売価格は3割高 サバ缶は手頃な値段に加え、ドコサヘキサエン酸(DHA)などの栄養素が豊富に含まれる健康食として注目を集めた。 10年ほど前からブームとなり、一時は生産が追いつかず、大きく水をあけられていたツナ缶の生産量を逆転した。 しかし、日本缶詰びん詰レトルト食品協会によると、24年のサバ缶生産量は前年比7%減の2万1千トン。 5年前からほぼ半減し、再びツナ缶に抜かれた。 協会は「ブームは落ち着いたもののサバ缶の需要はあり、原料の供給不足が響いている」と分析する。 つづきはこちら…