1: おっさん友の会 ★ Y1a6q3E09 2025-10-09 09:34:26 自民党の新総裁に選出された高市早苗氏。安倍晋三元首相の政治路線継承を訴え、自民の岩盤保守層からの期待も強い。一方で、外国人政策や経済対策、政治とカネの問題、スパイ防止法などへの懸念も強く残る。総裁選で「#変われ自民党」を掲げたはずだが、ちらつくのは裏金議員や派閥の影響力。高市新総裁の下、自民党はどこへ向かうのか。 (中川紘希、中根政人) ◆奈良公園近くに住む男性「見たことない」 「こちら特報部」は7日、高市氏の地元・奈良に足を運んだ。向かったのは奈良市街地の東一帯に広がる奈良公園。高市氏が9月22日の総裁選の所見発表演説で触れたのが同公園のシカだった。冒頭、「シカのことを気にかけずにはいられない」「足で蹴り上げるとんでもない人がいる」「外国から観光に来て日本人が大切にしているものをわざと痛めつけようとする」と外国人対策強化を訴えた。 公園の近くに住む男性(66)は「外国人のシカへの暴行は見たことがない。演説で持ち出さなくてよかったのでは」と話す。裏金問題で自民党支持をやめたとし「裏金議員が要職につくのはひっかかる」と不信感を語った。 鹿せんべいを売る女性(75)も「シカも餌が欲しくて人をかむ。日本人も外国人も怖くなってたたいてしまうことはありうる」。その上で「シカの問題で外国人だけを取り締まる必要はない。むしろもっと観光に呼んでほしい」と話す。兵庫県三木市から来ていたパート従業員角谷安彦さん(71)は「中小企業の経営を支援して日本経済を良くしてほしい。移民を抑制しても、将来的に労働力不足で国民が苦しむことになるのでは」。取材中、人がシカに暴力をふるう場面は確認できなかった。 シカを巡る発言は総裁選で話題となったが、党ホームページに掲載されている演説要旨には未掲載。党の担当者は取材に「特に意図はなく内容をまとめた結果だ」と話した。 【中略】 ◆「安倍さんの思いを受け継いでほしい」と語る女性 最後に向かったのは、2022年7月に安倍晋三元首相が銃撃された奈良市西部にある大和西大寺駅。事件後に設置された花壇に手を合わせる40代女性に声をかけると、「安倍さんを思い日本の平和を願っている」と話した。「安倍さんは安全保障の強化などに向けて道半ばで亡くなった。思いを受け継いでほしい」と願った。 一方で奈良県大和郡山市の女性(78)は「地元だから女性だからといって応援しない。シカ発言にも中国人差別の思いが透ける。安倍元首相の思いを受け継ぐなんてと... 残り 1617/2972 文字 この記事は会員限定です。…