1: 七波羅探題 ★ 2025/04/24(木) 16:11:25.32 ID:+eKjqSJ79 〈ガソリン10円引き下げ〉「都心の若者にはほぼ恩恵なし」石破首相、物価高対策の一手も「ほとんど効果ない」と減税を求める根強い声 物価高対策を巡り、石破茂首相はガソリン価格を5月22日から段階的に1リットルあたり10円引き下げると表明した。全国民が対象となる「消費減税」ではなく、限定的な物価高対策に批判の声もあがるが、実際にどのような効果や課題があるのだろうか。 「すぐに使える基金を活用し、速やかに実施する。1リットルあたり185円の水準が、175円程度になる。ロシアがウクライナ侵略を開始した直後の水準まで引き下げることになる」 4月22日夜、石破茂首相は首相官邸に集まった記者団に向け、物価高対策としてガソリン価格を来月22日から段階的に、1リットルあたり10円引き下げると表明した。 ガソリン価格のほか、軽油は10円、重油・灯油は5円、航空機燃料費は4円引き下げると表明。さらに電気・ガス料金支援も7?9月の夏場3カ月間実施することを表明し、詳細は5月中に決めるという。 資源エネルギー庁が公表したガソリン価格引き下げの試算によると、来月22日時点の小売価格が1リットルあたり185円で、その後も変動がなかった場合、1週間後の5月29日には180円、2週間後の6月5日には179円、7月3日には10円下がる175円になると見込んでいる。 しかし、実際の価格は原油価格の状況によって変化するため、10円引き下げの期間は定まっていない。 この物価高対策に関し、SNS上では、〈ここまで上がってしまったガソリン価格から10円引いたところで『だからどうした!』というレベル〉〈ガソリン価格を下げるんじゃなくて、ガソリン税を廃止してほしい〉などの声があがった。 また立憲民主党の小沢一郎衆院議員も自身のXを更新し、 〈自民党お得意のやってるふり。ほとんど効果は無い。減税を避けるため目先にニンジンをぶら下げるようなもの。国民を完全に馬鹿にしている〉 と石破政権の政策を辛辣に批判した。 ◆ガソリン値下げの効果と課題 実際、ガソリン1リットルあたり10円引き下げる石破政権の物価高政策は、どのような効果と課題があるのだろうか。環境・エネルギーの専門家である江田健二氏に話を聞いた。 「ガソリン価格は1リットルあたり180円を超える高値ですので、自動車の利用者には5%程度の価格が下がるメリットがあります。ただし、それでも10円ですので、限定的な削減効果であり、『いつかはやめなければ』と言われていたガソリン代への補助金がいつまでも延長され続けるという課題も残ってきます」(江田氏、以下同) 車を日常的に使用する人にとっては、10円の値下げでもありがたいが、車を所有しない人にとってはあまり影響がない今回のガソリン値下げ。多くの国民が求めていた消費減税と比べると、政策として弱いとも感じるが…。 「たしかに都市部の車を持たない若者にとっては、メリットがありません。一方で、地方の車を常に使う生活者にはとても影響があり、そういう方からは支持される政策だと思います。 またネット上では『補助金』よりも減税を求める声が未だに根強いです。今回の値下げのように消費減税よりも速やかに実行することができる反面、『補助金』には一部の企業に中抜きされることへの批判もあり、不透明感も残ります。疑念を払拭するためにもガソリン価格の中身を国民に伝えていく必要があると思います」 実際に、このガソリン値下げに対し、都内で20年以上ガソリンスタンドで勤務する50代の男性はこうぼやく。 「今はガソリン代も本当に高くなって、私が働き始めた20年前はレギュラーで1リットル80?90円、地方だと70円台でしたから。でも、都心の若者はほとんど車なんて持ってないから、値下げされても恩恵ないのかな」(都内ガソリンスタンド勤務スタッフ) その一方で、今回はガソリン値下げだけでなく、7?9月の夏場の電気・ガス代の高騰に備えた支援政策もおこなうと公表した石破政権。これには車を所有していない多くの国民にとっても恩恵がありそうだが…。 「かなり影響はあります。ただし、これまでの電気、ガスの補助金は利用量が多いほど補助金が増える矛盾があります。今後実施する場合は、一定量までに厚く補助するなど、補助金額を削減しつつ、省エネ行動を促すなどの工夫が大事だと思います」 ?来月から実施されるガソリン値下げ。果たして、食料品値上げや家賃高騰など加速する物価高対策の一手となるのだろうか。 取材・文/集英社オンライン編集部 4/24 引用元: ・「ガソリン10円引き下げ」都心の若者にはほぼ恩恵なし」物価高対策の一手も「ほとんど効果ない」 [七波羅探題★]…