1 名前:昆虫図鑑 ★:2025/04/20(日) 16:17:04.24 ID:9X4aMVCe.net 例えば韓日戦。大運動場に学生観衆100人余りが集まった。勝たなければならなかった。相手チームの投手は急速より緩急調節に優れてた。その上に守備が支え失策が少なかった。その後も何度か対戦したが1~2点差でいつも敗れた。「堅固さ」と「忠実」。相手チームを見ればこの単語が浮かび上がった。 20年ほど前のことを思い出させたのは昨年のパリ五輪直後だった。「堅固さ」と「忠実」が再び頭の中をぐるぐる回った。韓国は予想を上回る総合8位を記録したが、金メダル13個のうち77%の10個が射撃・フェンシング・アーチェリーに偏った。これに対し総合3位を占めた日本の金メダル20個は7つの種目にわたった。特に陸上やり投げで金を取り、球技種目である男子バスケットボールとバレーボールでも強国と肩を並べた。2015年にスポーツ庁を作りエリートスポーツ政策を積極的に広げたのが光を放った。だがこれがすべてではない。 20年ほど前に相手チームの投手は「部活」をしながら野球にはまったと話した。1880年代に始まった部活はいわゆる「草の根スポーツ」だ。調査によると、日本の中学生の70.6%が運動部で活動をする。高校生も半分以上の52.7%が運動部で汗を流す。彼らは授業を終えてから1~4時間練習し、週末には練習試合や地域大会に出て行く。 それなら勉強は? 20年ほど前の日本人投手は「勉強と部活は互いに良い関係」と話した。運動が勉強の妨げになるのではなく、むしろ役に立つという言葉だった。ソウル大学体育教育科のキム・ユギョム教授は「部活は勝利におごることなく敗北を認める人間性教育から始める。大谷翔平のようなスター選手も部活で性格を育てた」と説明した。続けて「日本の学生たちは部活を通じて運動を日常と考える。自然に生活スポーツにつながる選手層が広く深くなるほかない」と診断した。キム教授は最近実験を通じて規則的な運動が脳の老廃物を取り除き認知能力を向上させるという研究結果を発表している。 部活が活性化しているため生活スポーツとエリートスポーツの間隔も小さくなった。日本のパリ五輪の成果はこうした背景から出た。『スラムダンク』『シコふんじゃった。』『ウォーターボーイズ』など日本のスポーツ映画もこうした堅固な部活を基盤に誕生した。 同じように少子超高齢化社会を迎え選手資源が減っているが、日本のエリートスポーツがやや余裕ある姿を見せるのも部活のおかげだ。韓国の学校の体育は1週間に1~2時間だけだ。放課後のスポーツもバラバラだ。大韓体育会のユ・スンミン会長が先月の就任第一声で「学校スポーツ活性化と種目の均等発展、生活スポーツ先進化」を掲げたのもパリ五輪でのメダルの偏りと国家競争力のひとつの根っこである日常的スポーツ活動の不振を認知したためだ。 パク・セリとパク・テファン、キム・ヨナ、孫興慜(ソン・フンミン)のような特級エリート選手は偶然には生まれない。逆説的にとても特別で再び出てくるのは難しいかもしれない。代案は学校スポーツと生活スポールを広げること。それでこそ「在野の名手」も出てきて、その中から特級選手も出てきてエリートスポーツシステムに迎え入れることができる。スポーツを通じた国のソフトパワーも育てることができる。韓国体育大学のホ・ジンソク教授は「生活スポーツとエリートスポーツは上下でなく並んで走らなくてはならない車輪のような関係。学校体育はこの2つを連結する軸にならなければならない」と強調した。 引用元:…