1 名前:蚤の市 ★:2025/04/19(土) 06:19:14.51 ID:iovVtPYp9.net 米国の関税措置見直しを巡り、赤沢経済再生相が米ホワイトハウスで行った会談では、トランプ大統領が対日貿易赤字解消に向け、自動車輸出と防衛負担の現状を問題視し、ベッセント財務長官らはさらにコメ輸出に関心が強いことが明らかになった。政府はそれぞれに対応策を検討し、交渉妥結を目指す方針だ。 16日夕(日本時間17日朝)、大統領執務室「オーバルオフィス」に通された赤沢氏は思わずたじろいだ。 トランプ氏の机正面に置かれた椅子に座るように促され、向き合うことになったためだ。(略) 場所を移して行われた閣僚級協議では、ベッセント、グリア、ラトニックの3氏は自動車に関し、「米国の安全基準が日本と同レベルで扱われていない」などとあげつらった。「コメは輸入や流通の仕組みが厳しく、透明性がない」とも批判し、肉や魚介、ジャガイモの輸入拡大も求めた。 いずれもUSTRの「外国貿易障壁報告書」ですでに触れられている内容で、日本側にとって目新しいものはなかったが、ベッセント氏らはそのうち何を優先課題と考えるかは明かさず、日本側が提示した農産品の輸入拡大案への評価も避けた。これに対し、赤沢氏は優先順位を付けるよう要求したという。 石破首相は今後、より具体的な提案で米側の軟化を誘う構えで、コメや大豆の輸入拡大をカードとする案が出ている。米国の23年の大豆輸出は54%が報復関税をかけ合う中国向けで、中国の輸入が減る分を肩代わりする意味合いがある。自動車でも外国車の認証制度の緩和などを模索する。 防衛負担問題を巡っては、ベッセント氏らが言及することはなく、関税交渉の主要議題になることはない見通しだ。ただ、日本政府内では、「トランプ氏が言及した以上、合意段階で何らかの対応策を盛り込まざるを得ない」との見方が支配的となっている。 首相は夏の参院選前に訪米し、トランプ氏と合意する算段を立てる。各国が先駆けとして注視する日米関税交渉は、4月下旬にも行われる第2回協議で双方が手の内をさらし、調整が本格化することになりそうだ。 読売新聞 2025/04/19 05:00 引用元:…