ハリソンさんは14歳の時、肺の手術後に何度も輸血を受けたことをきっかけに、18歳から血しょう成分の献血を開始。献血可能年齢の上限と定められた81歳になるまで、隔週で通算1100回以上の献血を繰り返した。 ハリソンさんの血液に含まれていた特殊な抗体は、Rh血液型不適合妊娠で新生児に溶血疾患などが起きるのを防ぐための製剤に使われた。 娘のトレーシー・メローシップさんは、自身もこの製剤で救われた経験があると話し、「父は心底の人道主義者で、たくさんの命を救ったことを大変誇りに思っていた」と振り返った。 希少な血液で新生児200万人救う、「黄金の腕を持つ男性」が死去 豪 特殊な抗体をもつ血液で、60年間に240万人の子どもを救った「黄金の腕を持つ男」の偉業 関連記事…