1: 『週刊文春』が、放送局を取材する記者クラブ『ラジオ・テレビ記者会』に行なった“逆取材”が物議を醸している。 2月3日、文春のM記者から記者会に対して、20年近く前の懇親会に関する質問状が送られてきたというのだ。 質問状によると、「2007年1月、フジテレビが放送した『発掘!あるある大事典』でデータ捏造が発覚。 フジテレビは同月、都内で会見を開き、その後、記者会と懇親会を開催したが、その場に女子アナもいた」という。 それを踏まえM記者は「謝罪と説明がなされるべき場に接待要員として女性アナを手配され、公正な報道が されるのか」と問い質した。 だが記者会からは「事実を歪曲したストーリーありきの取材だ」と呆れる声が上がったという。 そもそも同番組は関西テレビの制作で、フジテレビが直接責任を負う不祥事ではない。しかも女性アナは 司会役だった。記者会の一人は「事実関係が違う上に、そんな昔の話を今現在の価値観で断罪しようと しているのも問題だ。文春の取材力が心配になるレベルだ」と語る。 テーミス 2025年3月号 関連記事…