1 ■O型に比べ脳卒中1.83倍、認知症1.82倍…… 例えば、2010年にスウェーデンの大学が発表した研究結果によると、A型の人の胃がんのリスクは、最もリスクの低かったO型の人と比べて1.2倍でした。② 2009年にアメリカ国立がん研究所が発表した論文では、B型の人は最もリスクの低かったO型の人に比べて、膵臓がんのリスクが1.72倍高いと報告されました。③ さらにB型の人は、O型に比べ2型糖尿病になる頻度が1.21倍であると報告されています。④ 脳卒中のリスクは、AB型の人が最も高いと報告されています。2014年に発表されたアメリカの研究では、AB型の人は最もリスクの低かったO型の人と比べて、脳卒中のリスクが1.83倍高いそうです。⑤ さらに、AB型の人は、認知症になる可能性がO型の人に比べ約1.82倍といわれています。⑥ このように、O型の人は、概してA型、B型、AB型と比較して、様々な病気になるリスクが低いことは事実のようですが、その明らかな理由はわかっていません。 また、O型の人は蚊に刺されやすい、という話を聞いたことがあるかもしれません。これは実は実験で証明されています。 メスのハマダラカを20匹入れた箱に、いろんな血液型の被験者の腕を入れて10分間に何カ所刺されたかを数えます。実際に蚊の体内から吸った血液を取り出し、その血液型も確認したところ、O型の人は5.045カ所刺されるのに対し、非O型の人は3.503カ所しか刺されませんでした。ハマダラカは、O型を好んで刺す傾向があるようです。⑦ O型は他の血液型より血が止まりにくい 一方で、O型の人は、大量出血するような大怪我をした場合、死亡率が他の血液型の倍以上です。重症外傷の患者さん901人の分析から、O型の患者さんの死亡率が28%、そのほかの血液型は11%であることがわかりました。⑧ この理由はO型の人は健常者であっても、血を止めるための大切な因子の一部が他の血液型に比べて25~30%しかないことがわかっており、止血能力や血液を凝固させる能力がO型の人は弱いためです。 つまり、O型の人は血液が固まりにくい(血液がさらさら)ため、血栓(血液が固まること)が原因で発生する病気が、他の血液型の人よりも少ないといわれているのです。O型以外の人は、O型の人と比べ、心筋梗塞のリスクが1.25倍、エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)のリスクが1.79倍との報告があります。 「血液型で病気リスクがこんなに違う」O型に比べ脳卒中1.83倍、認知症1.82倍…という血液型とは何か O型は大量出血など大怪我の場合、死亡率が他の血液型の倍以上 — PRESIDENT Online / プレジデントオンライン (@Pre_Online) September 27, 2023 3 O型は万能だな。 A型は気をつけろよ、パーキンソンとかも 4 血液型別の合う食材合わない食材って本当に合っているのかな 12 結局人によるんだろ…