1: 七波羅探題 ★ 2024/12/28(土) 23:01:42.24 ID:WgF/4ZEa9 帰省が憂鬱も「我慢してやり過ごす人が多い」 地方に生きづらさ感じる100人に話を聞く25歳 調査で知った女性たちの思い (前略) 「山梨と東京の両方で就職活動をしましたが、大きな違いを感じることが多々ありました。たとえば、山梨のある企業にOB訪問をした際、花形の部署は男性ばかりで、女性はマミートラックに乗った人しかいないという現実を聞きました。また、別の企業では、女性社員だけがダンスを躍るプロモーション動画を制作していたことも。女性は『職場の華』という、古い価値観が根強い印象を受けました」 そうした経験をしたのは山本さんだけではありません。地元の先輩からも、営業職として内定が出たにもかかわらず、入社したら営業に女性はひとりもおらず、事務職に配属されたという話も聞いたそう。その後、山本さんは県内の企業に就職したものの、社内に同世代の女性はおらず、街中でも同世代を見かけることはほとんどありません。 地方では近い世代のコミュニティを広げることの難しさを感じ、ますます若年女性が都市部へ流出する理由に疑問を抱くようになりました。こうして山本さんは、社会人2年目で、地方で生きづらさを感じる女性たちへの聞き取り調査を始めたのです。 山本さんは活動を始めるまで、地元を出て行った人たちは課題に気づいていて、残っている人はそうした生きづらさを感じていないのではないかと思っていたそう。しかし、インタビューをしていくうちに、それが誤解であったことがわかりました。 とくに印象に残っているのは、富山県在住のさおりさん(仮名)です。県内で生まれ育ったものの、結婚を期に県内の別の街へと移住。さおりさん夫婦は子どもを希望しており、不妊治療を受けていましたが、なかなか授かることができなかったそうです。 「さおりさんの住む地域では、子どもを持つ予定を聞かれるのは当たり前。『早く子ども作りなよ』などと言われ、子どもが欲しかったさおりさんにとってはすごくストレスだったそうです。なかでも印象的だったのが、『家の外に出たら全員敵だと思っていた』という言葉。それほどまでに追い詰められていたんです」 山本さんはさおりさんの話を聞いて、地方に住んでいるからといって、その地域の風潮や習慣に同意しているわけではないという根本的なことに気がついたといいます。そして、どこで暮らしていたとしても、人それぞれの生き方があり、尊重される社会でなければならないという考えが広まってほしいと、よりいっそう感じました。 では、地方出身の女性や在住の女性たちが生きづらさを感じている原因とは、なんなのでしょうか。山本さんは3つの共通点があると話します。 ○地元には女性が働ける仕事の選択肢が少ない 地元では、看護師、介護士、保育士など資格職以外の選択肢が思い当たらないという女性が多数。地方で女性が就くイメージの強い職業は選択肢が少ないうえに、構造的に給料が低いことも多い。 また、企業や公務員でも女性の正社員や管理職が少なく、ロールモデルが見つけられないため、自分が長く働くイメージが沸きづらいという声も。 ○結婚して子どもを産むことへのプレッシャーを感じる 女性の幸せは家庭に入ることという考えが深く根づいている。親族・近所づきあい・職場などあらゆる場面で男女問わず、結婚して子どもを産むことを求める傾向が強い。 ○女性に求められる役割が苦痛 お盆や正月、地域の行事などでは、男性が飲み食いし、女性は給仕をするなど働く構図になることが多い。 職業の選択肢が少ないことのほかにも、家父長制のような考え方になじめない人は多いようです。こうした性別役割分業意識は女性にも根づいており、「男兄弟は母親から何も言われないのに、私だけが手伝わされる」といった声もありました。 ■帰省シーズン “女性の幸せ”ではなく“個人の幸せ”を考えて 山本さんの体感によると、話を聞いた人たちの7割は地元が好きで、「絶対に帰りたくない」という人は意外と少ないといいます。それでも中には、帰省シーズンになると実家に帰りたくないと気が重くなる女性もいるそうです。 「親族などが集まる機会が多い年末年始などの長期休暇は、料理などを女性の役割として押し付けられる機会が増えます。また、挨拶代わりのように『結婚は?』『子どもは?』と聞かれることも少なくありません。そうしたことに憂鬱さを感じながらも帰省し、我慢してやり過ごしているという人が多い印象です」 今年も地元に帰省することを憂鬱に感じている女性たちがいるかもしれません。 (以下略) ◇全文は出典先で Hint-Pot編集部山本 蓮12/28 引用元: ・帰省が憂鬱も「我慢してやり過ごす人が多い」地方に生きづらさ感じる 調査で知った女性たちの思い [七波羅探題★]…