408:本当にあった怖い名無し:2006/07/10(月) 18:24:55 ID:XGMk25Wg0うちの親父が酔うと必ず話すエピソードがあるんだけど あまり怖くないかも。 親父が社会人になった直後なので今から三十数年前のこと、 横須賀から都内まで通ってたので、結構な時間がかかり、 ちょっと飲んで地元に着く頃には一時前だったりするのな。 で、その日も金曜で終電まで飲んで来て、駅に着いたのが そんな時間。 酩酊状態で階段を昇ってたんだわ。家は階段を約300段程 昇った山のてっぺん、弱い街灯を頼りに石の階段がずっと 続いてるあまり気味のよくないところで、俺も夜はあまり 出歩きたくないようなところだよ。車なんか行けないので すごい不便でさあ。 で、酔いながらゆーっくり昇って行き、ちょうど半分位の H岡さんの門を過ぎ、民家が切れて竹やぶと草むらだけに なったとこでさ、上から人が降りて来るんだって。 薮を過ぎると二股に分れ、左がうち、右がTさんの家なので Tさんの家に長居した客がこんな時間に帰るのかくらいの つもりでふっと見上げたら何か変なんだって。 足の動きに対して、歩く速度が不自然な速さ 分り易く言うと階段をスケートで滑るような感じかな。 段々見えて来たら、白い浴衣なので若い女性だなあって わかったんだって。でもね一月なんだ。その晩だって仕事 関係の新年会だったからさ。…