954:本当にあった怖い名無し:2006/12/16(土) 14:52:48 ID:8OAeSJ/H0中学生の半ば頃だったはず。 私の学校はかなり辺鄙な場所にあり、学校を隔てて片方は都市部、 もう片方は山林部、のような感じで、極端なほどに景色が分かれていた。 だから、遊ぶのには困らなかったわけだ。 都市側にあるゲームセンターに飽きた時、 私と友人達は山林部で遊ぶ事にした。 あれは・・・「探偵」だったかな?とにかく、「犯人」役がいて、 「探索者」がそれを探すと言う感じのゲーム。 それをしていた時の事だ。私は逃げる「犯人」役で、 どこか良い場所が無いかと一人で山中を歩いていた。そして、 小さな広場のような場所に出たとき、意外な物を見つけた。 電話ボックス。 それは、廃棄されていた・・・というよりかは、 乱雑に倒れているのではなく、きちんと立てて置かれていた。 それだけでもかなり変な事なのだが、そのボックスの到るところに、 「KEEP OUT」の黄色いシールがベタベタと貼られていたのだ。 その内部は曇っている上、シールのせいもあり完全に見えない。 何でこんな物が・・・と考える暇も無く、その内部から物凄い声がした。 ダーーーーーーーーーーーーーーゼーーーーーーーーーーーーー 驚いて後ずさりしたら、ボックスのガラスの面の一箇所に30個くらい? (多すぎてよく覚えていない、大きさは人の指がちょうど出し入れできるくらい) にパリンと穴が開いた。 その全てから人間の指が出ていた。…