突然、看護師が「遺体の肛門」に指を突っ込んで…人が「死んだあと」に起こる「意外なやりとり」これで終わりかと思うと、看護師が下半身にまわり、腰を持ち上げて、私に新しいおしめを敷くように指示しました。Wさんの両脚を割るように開かせ、看護師が肛門に指を入れて、便をかき出しはじめたのです。 言葉を失っていると、看護師が私に指示しました。 「先生。下腹部をぐっと押してください。残っている便をき出しますから」 えーっと思いながらも、信頼できる看護師の言うことですから、素直に従います。ご遺体の腹部は柔らかく、薄い皮膚を通して腸の感触がわかります。 「まだ残ってます。もっと強く」 「こう?」 「右から左へ、直腸から押し出す感じで」 「これでいい?」 聞きながら必死に押すと、額から汗が滴り落ちました。 全部出し終えてから、陰部をていねいに洗い清め、新しいおしめをつけて、最後は用意された白い死に装束を着せました。 汚れ物を片付けている看護師に、私は少々戸惑いながらねました。 「ここまでしなければいけないのかな」 ご遺体の腹を押して便をき出す行為が、あまりに凄惨に思えたからです。 青い顔の私を見て、看護師は思いを察し、諭すように答えました。 「ご遺体は、ご家族が見る最後の姿なんです。だから、お化粧もできるだけきれいにします。便が残っていると、あとで出てくることもあるんです。別れを惜しんでいるときに、不快な臭いがしたらだめでしょう。わたしは先輩のナースから、ご遺体に馬乗りになって腹を押せって教わりましたよ」 病院勤務のときには知りませんでしたが、看護師は常にこういうことをしているのです。 全文はソースで…