1: 名無しのアニゲーさん 2025/09/26(金) 08:56:12.202 ID:jL9BnhY5o 『虎に翼』から一年。吉田恵里香が 『前橋ウィッチーズ』に込めた想いと、当たり前を疑い続ける理由2025.9.25ここから少し話を広げさせてください。近年、社会に対して声を上げる人は増えているように感じます。一方で、声を上げても状況が善くならない社会が続けば、声を上げることを諦めてしまう人もいるのではないかと。吉田さんの作品には社会へのメッセージが込められていて、登場人物たちが声を上げる場面も多く描かれています。変わらない社会のなかで、なお抗い、声を上げ続けるために必要なものは何だとお考えですか。元も子もない言い方かもしれませんが、行動に対してすぐ見返りを求めていると、どうしても辛くなってしまうんですよね。世の中はそう簡単には変わらないから。だからこそ大切なのは「声を上げた自分を肯定する」こと。そうしないと、行動し続けることがしんどくなると思います。もちろん、私の作品を通して世の中が少しでも変わればいいなとは思っています。たとえば、セクシュアリティを知らない相手に気軽に「彼氏いるの?」と尋ねることの暴力性に気づいてもらえることや、何気なく使っていた言葉が「これって人を傷つける言葉なんだ」と知ってもらえれば、それはとてもハッピーなことです。ただ自分が発信し続けるのは、「自分がこう言う人でありたい」という気持ちの方が強い。抗った自分と流された自分を未来の自分が見たときにどう感じるか。それを考えて行動しています。吉田さんはSNSでも積極的に発信し続けていますが、「正直面倒だな」と感じてしまう瞬間はないのでしょうか。それはありますよ。子どもが熱を出している時や、締切が迫ってる時など、声を上げられない時だってしょっちゅうあります。でも本当は、その時、その瞬間に絶対言わないといけないことってあるんですよ。世の中が善くなってほしいし、戦争は嫌だし、虐 殺も嫌だし、あらゆる差別も蔑視も、誰かが嗜虐心を満たす的になるのを見るのも嫌です。自分を肯定するためにも、サボらずに声を上げ続ける自分でいたいなと。基本的に締め切りに追われ続けているので、SNSで投稿するたびに、締切を待ってくれてる人たちには申し訳なくなるんですけど(笑)…