509: 名無し:14/08/26(火) 19:18:19 ID:PGq4frWRH 二十代の頃。めったに休みのないブラックな業種についていた俺は、たまの休みには彼女と電車でぶらり旅をしていた。 俺はぼけーと外の景色を眺めてたんだが、彼女がぺしぺしと俺を叩き。 あれあれと指差す先に、少し嫌そうな表情のスーツのお姉さん。そして、そのケツに不自然に手を当てるおっさん。痴漢だった。 彼女の視線が俺にいけいけと語っていたので、俺は仕方なく席を立ち、その二人に、ゆっくりさりげなく近づいた。 そんで、おっさんのケツをそっと撫でた。 偶然を装ってさらりと。ついでちょんちょんと様子を窺いつつ。すーっと線を引くように。触れるか触れないかを楽しむ。 最初、気付かなかったおっさんは、ちょんちょんの段階でびっくりしたように此方を向く。俺の視線は明後日の方向。 おっさんが視線を離してから再開。そっと手を当てると、おっさんはぴくりと反応した。気付いたのだろう。俺は少しだけ大胆に、手の甲を当てる。…