自動車などの大手5社で大量生産に必要な「型式指定」の認証不正があった問題で、国土交通省は5日、道路運送車両法に基づき、静岡県磐田市のヤマハ発動機本社を立ち入り検査した。トヨタ自動車に続き2社目。検査を踏まえて再発防止を求める是正命令などの行政処分を検討する。 国交省によると、ヤマハはバイク3車種で不適切な条件での騒音試験や、クラクションの試験成績書の虚偽記載をしており、国交省は現行生産のYZF―R1について出荷停止を指示している。 国交省は残る3社にも近く立ち入り、社内規定の確認や幹部への聴取、現場の実態把握を進める。…