892 1/4 sage 2005/06/06(月) 01:02:59 ID:gKK+Ug+T0私は昔から霊感が強い方でこういう体験には慣れているのですが、それでも時折心底恐怖することがあります。その中でもいちばん異色で、未だにあれがなんだったのか分からない体験をひとつ。------------------------------------------4年ほど前のことです。当時私は大学生に自宅から通っており、駅からの通学には自転車を使っていました。通学路の道沿い、駅から出てほんの2~3分程度の場所には、駐車場があります。一応政令指定都市のオフィス街ですので、ビルとビルの間の小さな駐車場だと思ってください。この駐車場の一角には、何故か小さな朱色の祠のようなものが建てられています。私は霊感が強いこともありこの手のものには敏感なのですが、それまで幾度となくその前を通っても、特に何も感じるものはありませんでした。私はサークルに所属していたこともあり、帰宅はいつも外が暗くなってからになるのですがその日は特別に遅く、確か既に日付が変わっていたと思います。私はいつものように自転車に乗って、自宅へ帰る途中でした。で、件の駐車場に差し掛かったときです。ふと見ると、駐車場の砂利の上で柔道の「亀」のような形でうずくまっている男の人がいました。最初は酔っ払いかなーと思い素通りしたのですが、すぐにやはり本当に病気か何かだったら後味が悪いと思い引き返すことにしました。駐車場に引き返したとき(とは言ってもほんの10メートル程度ですが)、男の人は先ほど見たのと全く同じポーズでした。よく見ると、体を前後に小刻みにゆすっているのが分かります。このとき初めて、私は何か薄気味悪いものを感じました。しかしそのときも、これが霊的な何かであるなどという考えは全くありませんでした。男の人が寝ているのではないということが分かったので、私は思い切って「大丈夫ですか?」…