1:名無しさん+:2024/04/06 ID:??? ――まず、大前提の質問をさせてください。医学が進歩して、赤ちゃんが生まれる前の検査で、先天的疾患などさまざまな情報が分かる時代になりました。実際に何がどこまで分かるのでしょう? そして、その情報は本当に人を幸せにしていると思いますか? 松永「先天性疾患には大きく分けて二つあると思います。一つは、形態の異常です。つまり小児外科医や心臓外――出生前診断を受けるか、受けないか。トリソミー(染色体異常)と診断され、先天性疾患の確率が高いと言われたら、生むべきか、生まないのか。悩みを抱えている人も多いのではないかと思います。生まれてきた子どもに十分な治療やケアを与えることができるのか、そんな不安も大きいと思います。本書には医療費に関する記述はありませんが、プライバシーに配慮しつつ、何か経済的な負担を知る手がかりになるようなデータやエピソードをお話しいただくことは可能ですか? 松永「これはよくある誤解なんですが、障害児が生まれるとお金がかかると思っている人が多いようです。そんなことはありません。日本の障害児福祉はそんなに捨てたものではありません。まず医療費はかからないと考えて大丈夫です。特別児童扶養手当や障害児福祉手当を受け取ることもできます。 また最近は、重度心身障害児を預かる児童発達支援事業所も増えつつあります。こうした所に子どもを預けて働いている母親もいます。 それから新型出生前診断に関しては、みんなで議論してコンセンサスを得る性質のものではないと思います。個人の問題です。2022年度に新型出生前診断を受けた人は約2万人です。全妊娠がおよそ80万件ですから、ほんの一部ということになります」 全文はリンクから 元記事:…