1 名前:ごまカンパチ ★:2024/04/02(火) 17:59:29.44 ID:fXHBLWIb9.net ロシア軍がウクライナ東部アウジーウカの西方で3月30日に行った突撃は、ロシアがウクライナで拡大して25カ月あまりたつ戦争で、 戦車を用いた攻撃としては過去最大級だった可能性がある。 その結果、ロシア軍は自軍の戦車に過去最大級の損害を出した。煙が晴れると、ロシア軍が投入した戦車の3分の1が道路に残されていた。 ロシア側が大損害を被ったこの攻撃は、3年目に入ったこの戦争の互いにぶつかり合う2つの動向を浮き彫りにした。 2月半ばにアウジーウカを占領してから今回の攻撃までの数週間、ロシア軍の連隊や旅団は、廃墟と化している同市の西にある村々を攻撃するのに、 徒歩で移動する歩兵を主に用いていた。 アウジーウカの攻略に向けた数カ月にわたる攻撃で戦車や歩兵戦闘車などを何百両と失い、車両不足に陥っていたためとみられる。 それがここ数日で変わった。これがひとつ目の動向だ。 ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター(CDS)は3月29日の戦況評価で 「アウジーウカ方面では、敵(ロシア軍)は戦車を含む装甲車両を再び使用し始めた」と指摘している。 その翌日、ロシア軍の1個ないし2個大隊分の装甲車両がアウジーウカ西方の村トネニケ近辺に突っ込み、多数が遺棄される結果になった。 他方、こうした大規模で重武装のロシア軍部隊をウクライナ側が撃退できたことは、もうひとつの動向を示している。 ウクライナ軍の旅団は主要な弾薬の供給不足に苦しみながらも、なお苛烈な防衛ができるということだ。 こうした防衛は地雷や大砲、対戦車ミサイル、そして爆薬を搭載したFPV(一人称視点)ドローン(無人機)を組み合わせて行われることが多い。 トネニケの西であった攻撃について、ウクライナ空中強襲軍(空挺軍)第25独立空挺旅団は 「小さなプトラー(編集注:プーチンとヒトラーをかけ合わせた侮蔑語)の野心のために、 束になって死んでいく肉どもの愚かさ、無分別さ加減は、時に驚きあきれるほどだ」とテレグラムに投稿している。 ■突撃部隊の車両48両のうち、戦車12両を含む20両が破壊された 攻撃ではロシア軍の第6親衛戦車連隊(第90親衛戦車師団隷下)の戦車36両とBMP歩兵戦闘車12両が、 ロシア側の占領下にあるトネニケから、西へ3kmほどのウクライナ側の村ウマンシケへ伸びる道路上を進撃した。 ウクライナ軍の第25旅団がそれを発見し、激しい攻撃を加えた。 ウクライナ海兵隊第36独立海兵旅団のドローン操縦士のアカウント「Kriegsforscher」(@OSINTua)は、 車両48両のうち「戦車12両とBMP8両が破壊された。狂気の沙汰だ」とX(旧ツイッター)に書き込んでいる。 ロシア軍は車両20両とおそらく兵士数十人を犠牲にしていくらかの土地を獲得したのだとしても、それはごくわずかだった。 CDSは3月31日の戦況評価で、トネニケ方面の戦闘について「情勢の変化が少ない」、つまり双方とも大きな前進を遂げていないと分析している。 第25旅団がロシア側の過去最大級の戦車縦隊をどのように撃退したのかは、戦闘後の視覚的な形跡からはつまびらかでない。 とはいえ、推測するのは難しくない。ウクライナ軍による最近の防衛では、ドローンでロシア軍の突撃部隊の位置を特定し、 狙いすました一斉砲撃を加えるという戦術を採るのが普通だ。 大砲によってロシア側の車両は散り散りになる。 生き残った車両や兵士はFPVドローンの格好の目標になり、ひとつひとつ潰される。 地雷や対戦車ミサイルが突撃の出端をくじいたり、被害に追い打ちをかけたりすることもある。 この戦術は、米議会のロシアに融和的な共和党議員たちが昨年10月から米国の対ウクライナ支援を妨害し出し、 ウクライナ軍の主だった重弾薬が不足するようになった事態を受けて、必要に迫られて編み出されたものだ。 アウジーウカの守備隊がついに撤退に追い込まれたのも、そもそも砲弾不足が一因だった。 米共和党のひどい裏切りのあと、ウクライナの欧州の支援諸国がウクライナ向け弾薬の供給体制を立て直すには数カ月を要した。 2月半ば以降の目まぐるしい6週間で、チェコ主導のグループはウクライナ向けに砲弾を少なくとも100万発かき集め、 その購入資金10億ドル(約1510億円)超も手当てした。 ※続きはソースで 引用元:…