1: シャム(静岡県) [US] 7x6uTZaE0● BE:662593167-2BP(2000) 2025-09-20 09:30:12 sssp://img.5ch.net/ico/taxi.gif 電気自動車(EV)で中国最大手のBYD(比亜迪)は過去5年間で急成長を遂げた。2024年には政府の支援や積極的な値下げ戦略、海外展開を追い風に、米テスラを抜いてEV販売で世界一になった。 しかし今、厳しい現実に直面している。今年5月以降、国内販売が縮小し、海外販売の伸びも国内の落ち込みを補うには至っていない。同時に、BYDの躍進を後押しした激しい値下げ競争に対し、デフレを警戒する中国政府は監視を強めている。 ■BYDの苦境 本来なら再び大きな飛躍が期待された今年だが、むしろ20年以来で最も厳しい状況に見舞われている。5年連続で成長し続けてきたが、BYD車販売の勢いが止まっている。 中国における5-8月の納車台数は前年同期比10%減少。値引き強化や新規顧客獲得を巡り苦しんでいる。季節要因もあったが、吉利汽車や浙江零跑科技、小米(シャオミ)といった競合他社がシェアを伸ばした。 「Build Your Dreams(夢を形に)」の頭文字を社名に冠するBYDは8月、3年ぶりとなる四半期減益を報告。純利益は30%落ち込み、予想外の減益で株価は8%下落し、時価総額が60億ドル(約8850億円)余り吹き飛んだ。 失速気味のBYDは、野心的な販売目標を引き下げざるを得なくなった。25年の当初目標は550万台だったが、現在は460万台の販売を見込んでいるとロイター通信は報じている。ただしBYDはこうした発表はしていない。 一方で、中国国外では状況は比較的良好だ。積極的かつ資金を投じた海外展開により、手頃な価格と高性能を武器に新規顧客を獲得。海外市場では利益率も高く、国内の激しい競争をある程度打ち消している。ただ、欧州やメキシコを中心に、低価格な中国製EVブランドの急拡大を抑えようとする動きも広がっている…