1: ニーニーφ ★ uAyXeMTa9 2025-09-18 17:42:03 プロボクシングWBC&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)統一王者・中谷潤人(27)=M・T=が18日、神奈川・相模原市のM・Tジムで記者会見を開き、保持する2本の世界ベルトを返上し、階級をスーパーバンタム級(55・3キロ以下)に上げることを発表した。同階級の世界4団体統一王者は井上尚弥(32)=大橋=で、来年5月に東京ドームで計画される井上との夢のビッグマッチと世界4階級制覇に向け、いよいよ動き出した。 村野健M・Tジム会長から9月中に中谷のベルト返上と転級が発表されたが、中谷は「二つのベルトを取らせてもらう機会をいただき、感謝しています。今後はスーパーバンタム級で世界ベルトを取りに行くつもりなので、応援してもらえれば」と意欲を語った。 中谷は2024年2月にアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に6回TKO勝ちしてWBC王座を奪取。バンタム級では今年6月の前IBF王者・西田凌佑(六島)との王座統一戦までの5試合全てにKO勝ちする快挙で階級最強をアピールした。「統一戦の経験を生かして、スーパーバンタム級では4つのベルトを取りたい」と現在、井上が保持している世界4団体王座のベルト奪取を宣言した。 階級変更については、筋力アップから体が大きくなってきてバンタム級では減量がきつくなったことに加え、「強いと言われている井上選手がスーパーバンタム級にいるのもモチベーション」だという。中谷は14日に名古屋で行われた、井上がムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタン=を判定で下し、世界戦26連勝を決めた試合を生観戦。「バンタム級で統一戦ができたので、バンタム級では納得することができた。体重も増えているし、スーパーバンタム級の方がより良いパフォーマンスができると思った。井上選手と同じステージになって、すごくワクワクしている。自分が成長できることが広がった。井上選手の引き出しは多彩なので、そこを上回っていかないといけないし、自分もいくつもの引き出しをもっていくが、それを上質なものにするため努力しないといけない」と気を引き締めた。 次戦については未定だが、すでにスパーリングを再開。10月には走り込み合宿を行い、11月にはこれまで通り、米ロサンゼルスで強化合宿を張る予定。村野会長は「次戦については何も決まっていないが、タイトル戦にはならない模様。相手は未定ですが、戦績がしっかりして、戦って歯ごたえのある選手、より緊張感を持って臨める選手と対戦できれば。スーパーバンタム級のタイトルは来年以降、狙っていきます」と青写真を描いた。 写真撮影では2本のベルトを持ったポーズのあとに、返上して何も持っていないポーズを求められた中谷。「ここ、空いてますよ」とばかりに大きく両手で大きな輪を作った。中谷は「(米で最も権威のあるメディアのザ・リング誌のベルトを含めた)5本のベルトを取ります。井上選手が全部持っているので、全部取ります。引き続きビッグバンがさく裂するのを楽しみにしてください」と力を込めていた。 戦績は中谷が31戦全勝(24KO)、井上尚が31戦全勝(27KO)。…