1: 煮卵▲ ★ 2023/12/27(水) 19:20:36.17 ID:XF8W2P3v9 仏像の中に納められた紙には、仏を描いた印が押されていた――。 真言宗寺院の明王院(みょうおういん)(広島県福山市草戸町)は27日、国宝の五重塔にまつられている本尊「木造弥勒菩薩坐像(もくぞうみろくぼさつざぞう)」(県重文)の頭の中から発見された和紙の束に、釈迦如来など三つの仏を描いた「印仏」が全面に押されていたと発表した。 五重塔は南北朝時代の1348年に建立された。坐像も同時期に造られ、和紙の束は完成時に中に納めた「納入品」とみられるという。 今年夏、坐像の解体修理を行った際に見つかり、紙質の劣化が進んでいたため、慎重に取り出して内容の確認を進めていた。 塔ができた675年前の状況を「タイムカプセルのように時空を超えて伝えてくれるのでは」と期待が高まっていた。 福山市文化振興課によると、納入品は3点あった。 一つは、縦23センチ、横16センチの和紙10枚をこよりで束ねたもの。各紙に、釈迦如来と薬師如来、地蔵菩薩を並べて描いた「印仏」が墨色で幾つも押されていた。 もう一つは、やや小さな紙束に印仏を押したもの。 三つめは一枚紙で、一部に印仏が押されているほか、文字が書かれているという。 調査にあたった浜田宣・徳島文理大教授によると、多くの印仏は特定の一つの仏の印を彫り、押したものが一般的で、三つの仏を並べて一つの印仏にしているのは珍しい。 浜田教授は「三つの仏は過去、現在、未来を象徴する『三世仏』と考えられる。今後も調査を進めたい」という。 五重塔は当時、多くの民衆の寄進で建てられたと伝えられている。 今回の和紙の束に名前が記されず、無数の印仏が押されていることについて、明王院の片山尊之(そんし)副住職は「名も無い方々に支えられて成り立った寺。今回、時空を超えたメッセージを受け取ったようだ」と話している。(西本秀) ※明王院の「木造弥勒菩薩坐像」の頭部の中に納められた紙の束=福山市提供 その他の画像はリンク先で 朝日新聞 2023年12月27日 14:00 引用元: ・「675年前のタイムカプセル」仏像の中の紙、内容確認の結果を発表 [煮卵▲★]…