1: 七波羅探題 ★ ldqTJQJb9 2025-09-16 14:15:18 「地方では思い通り生きられない」濃いつきあい逃れ上京した50代女性…「東京にしがみついてよかった」 読売新聞9/13(土) 14:00 地方から東京圏に転出した女性の声を伝える連載「参院選2025 地方と女性」(7月8~10日)を読んだ読者から、多くのメールと手紙が届いた。「『女性は仕事より家庭』という圧力が女性を苦しめている」「女性の意見が政治に反映されない」などの文面からは、地方の女性の現状が伝わってくる。(編集委員 吉田尚大) 「上京して東京にしがみついてよかった」――。大学卒業後に上京して以来、東京で暮らす50代の女性は、自分の半生を振り返るメールを寄せた。 生まれ育ったのは宮城県。実家には年末年始に親族が集まり、酒や料理、布団の準備などに追われる母は「うちは旅館みたい」とこぼした。実家は自営業で、近所や親戚とのつきあいを大切にしていたため、冠婚葬祭があると、葬儀だと1万円、結婚式だと3万円を届け、年間200万円近くかかった。このようなつきあいがわずらわしく、都会への憧れもあって、大学卒業後は上京して就職した。 女性は「親戚づきあいや近所づきあいなど、地方は濃いつきあいが多すぎる。大変な母親を見て、女性は『ここでは思い通りに生きられない』と思って、地元を離れるのではないでしょうか」と話す。 コロナ禍前までは、実家のある地域には、女性だけで行く1泊2日のバス旅行があった。今でも、実家の家族は、商店街の年末のくじ引きや地域の祭りの手伝いに駆り出される。一方、男性は「仕事で忙しい」と思われて、頼まれることはない。「女性に無償の手伝いを押しつけることをやめないと、東京への流出は止まらないと思います」と、女性はため息をついた。 近所づきあいの大変さが、女性が地方から流出する原因になっている可能性は、内閣府が2022年、約1万1000人を対象に行ったアンケートからもうかがえる。地方から東京圏に移動したり、移動したいと考えたりした女性は、中学入学時に住んでいた地域の特徴として「地元の集まりでお茶入れや準備などは女性がしていた」「地元では住民間のつながりが強かった」と答えた割合が高いという結果が出ている。 ■学べる場少なく 交通も不便 九州に住む50代の女性は、自宅と、母がいる大阪の実家とを行き来しながら生活している。地方と都市両方で暮らす体験から「女性が都会で生活したくなるのは当然だと思う」とメールにつづった。 「学びたい」と思い立っても、九州の自宅近くには、公民館の編み物や書道などの教室しかない。一方、大阪には、多彩な講座をそろえたカルチャースクールがいくつもあり、今は経済学を勉強しているという。「『もっと自分を高めたい』という気持ちがあったり、家の外に居場所を求めたりしても、地方だとそれが満たされない」 大阪は交通の便がよくて住みやすい。実家から駅までは徒歩5分で、そこからカルチャースクールのあるデパートまで電車で約30分で着く。一方、九州の自宅近くの駅だと、電車は30分に1本だけだ。 「地方では電車もバスも本数が減り、これから不便になることはあっても便利になることはない。これで女性が『地元で生活していこう』と思うだろうか」と懸念している。 ★1 :2025/09/16(火) 07:49 前スレ 「地方では思い通り生きられない」濃いつきあい逃れ上京した50代女性「東京にしがみついてよかった」…