人口減少問題を考える(第1回)・2084年が世界人口のピーク(現状の1/4増)予測・日本よりも中国、韓国が人口激減予測(半減以上)・今後2100年までにアフリカ、アジアではパキスタンは顕著な人口増予測 pic.twitter.com/NdLzEbwc2L— 令和研究会【旧m1104】 (@M1104Miyaza) August 18, 2025 少子化が推計以上に進展する可能性~国連世界人口推計で見る世界①~ | SOMPOインスティチュート・プラス『World Population Prospects 2024』は、国連経済社会局人口部(UN DESA)が2024年7月11日に発表した、28回目の公式な世界人口推計および予測レポートです。1. 世界人口のピーク: - 2024年現在の世界人口は約82億人で、2080年代半ばに約103億人でピークを迎えると予測されています。その後、2100年までに約102億人にわずかに減少する見込みです。このピークは、2022年版の予測(2086年に104億人)よりも早まっています2. 人口成長の鈍化: - 世界の人口成長率は減速しており、2020年には1950年以来初めて1%を下回りました。出生率の低下が主な要因で、1990年の女性1人当たり3.3人から2024年には2.3人に減少しています。 - 現在、世界の半数以上の国・地域(特に中国、イタリア、韓国など)で出生率が人口維持に必要な2.1を下回っており、一部の国では1.4未満の「超低出生率」が観察されています。3. 地域ごとの動向: - 人口が既にピークに達した国:中国、日本、ドイツ、ロシアなど63カ国(世界人口の28%)で人口が減少中。2054年までにこれらの国の人口は14%減少する見込みです。 - 今後ピークを迎える国:ブラジル、イラン、トルコ、ベトナムなど48カ国は2025~2054年にピークを迎えます。 - 急速に成長する国:インド、ナイジェリア、コンゴ民主共和国、パキスタンなど126カ国は2054年以降も成長を続け、特にアンゴラやニジェールなどでは2024~2054年に人口が倍増する見込みです。…