「やっぱりひと頃と比較して人は減った。自分としては過ごしやすくなったなと思いますね」そう話すのは、東京・奥多摩地区にあるキャンプ場に宿泊していた男性。昨今、アウトドアショップが大盛況になるだけでなく、100円ショップでも鉄板やコンロなどが販売されるなど、一大ブームとなっている『キャンプ』。 「ここ最近のキャンプブームは、『キャンプ人口の推移』で見ると、\'13年から6年間右肩上がりに純増。\'20年はコロナの影響で落ち込みつつも、翌年には大きく盛り返し、ブームとしての“強さ”を見せていましたが、陰りが……」(アウトドア雑誌編集者) キャンプブームの終焉は一部の数字にも表れはじめている。 「アウトドアメーカー大手の『スノーピーク』はブームもあり業績は右肩上がりでしたが、11月発表の決算で純利益が前年同期比68%減、売上高も15%減に。株価もピーク時の4分の1程度です。職人向けメーカーながらキャンプウエアに力を入れ、女性にも人気の『ワークマン』も客数が前年割れです」(前出・編集者) 前出のキャンプ場管理者は、 「キャンプに来てもごはん以外何もすることがないような人も少なくない。太って帰るだけみたいな」…