1:シャチ ★ :2023/09/20(水) 00:12:03.35 ■岩手県内で沿岸部を中心に車がシカと衝突する事故が発生しています。重大な結果を招く恐れがあるシカとの衝突リスクを減らすには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。 9月はじめ、岩手県内の国道を走る車のドライブレコーダーの映像です。左側から突然何かが! 「うわっ!」 車と衝突したのはシカです。幸い運転していた男性にけがはありませんでした。 岩手県内では沿岸部を中心に市街地や道路にシカが頻繁に出没するようになっています。シカの活動が昼夜を問わず活発になっていて、走行中の車と衝突する事故が増えています。南三陸沿岸国道事務所大船渡維持出張所によりますと、管内の釜石市と大船渡市ではシカと車の衝突事故が去年1年間に合わせて91件発生しました。 2017年には大船渡市で、飛び出したシカを避けようとした車が道路脇の防護柵に衝突し、1人が死亡する事故も起きています。 大船渡市の自動車整備工場です。社員の中にも怖い思いをしたと話す人がいました。 (橋爪自動車商会 佐藤賢一さん) 「山道通っているときに道路の真ん中にいたり急に道路脇から飛び出してきたりとか、そういうことによく遭遇します」 こちらの会社で車両に取り付けている黒い小さな筒のようなものは、「シカ避けの笛」です。 笛は2つで一組となっていて、正面から風を受けて人間には聞こえない周波数の音を出します。この音はシカには聞こえていて、音に気づいたシカが警戒して立ち止まることでクルマとの衝突を避ける効果があるとされています。 幸い大きな事故に至らなかったとしてもシカと衝突した車の修理は数十万円かかることも珍しくなく、損傷の度合によっては廃車にせざるを得ない場合もあります。 南三陸沿岸国道事務所はシカとの衝突を避けるため、「速度を落とす」、「夜間はハイビームで走行する」などの対策をとってリスクを減らしてほしいとしています。 IBC岩手放送…