警視庁のマスコット「ピーポくん」に似たイラスト入りのステッカーを販売したとして、警視庁蒲田署は12日、愛知県の30代の自営業男性と、40代の妻を商標法違反容疑で書類送検した。捜査関係者への取材で判明した。ステッカーには、「懲役上等」などの文言とともに、ピーポくんに酷似したキャラクターが中指を立てて挑発的なポーズを取っていたり、目隠しされたりしたイラストが描かれていた。 捜査関係者によると、この夫婦は2021年ごろ、ピーポくんによく似たイラストが描かれたステッカー3枚を、フリーマーケットアプリ「メルカリ」を通じて計約3000円で東京都内の男性らに販売した疑いがある。2人は「生活費のためだった」などと容疑を認めているという。 夫婦は20年秋ごろからメルカリなどでステッカーを1枚1000円程度で販売し、計約8万円を売り上げていたとみられる。男性がメルカリで客とやり取りして受注し、妻が客の注文に応じたステッカーを製造していたという。 同署員がサイバーパトロールで発見し、捜査していた。…