1::2022/11/13(日) 07:29:22.38 ID:uaaf5Iab0 BE:509689741-2BP(6000) 白いハイブリッドの「センチュリーGRMN」でリエゾン区間を巡る豊田章男社長 ショーファーカーに込めた思い 2022年11月12日 05:01 各所で話題になっている白いセンチュリー 12年ぶりに日本で開催されている世界的なモータースポーツWRC(世界ラリー選手権)において、ほかのモータースポーツと最も異なる点が公道を走ること。ラリーはSS(スペシャルステージ)と呼ばれるクローズドにした速度を競う区間と、その途中で公道を一般車と同じルールで走るリエゾン区間から構成されている。そのため、ラリーの舞台となっている豊田市内などでは、世界的なモンスターマシンが信号待ちをしているなど、不思議な光景が随所に見られている。 そんなリエゾン区間で話題になっているのが現行車であるハイブリッド化された白いセンチュリー。しかも世界に1台だけの「センチュリーGRMN」だ。Day1、Day2では、このセンチュリーにはトヨタ自動車 代表取締役社長 豊田章男氏が後席に乗っており、各所に出没。GRMN仕様、かつ黒塗りではなく白いボディということで目撃例がSNSなどに投稿されている。 本来Day2の午前中に豊田社長が豊田スタジアムのサービスパークに来場する予定はなかったが、突然行きたくなったとのことでスケジュールが調整され、白いセンチュリーで現われた。WRCが地元で行なわれているため、いろいろ見て楽しみたくなったということらしい。 GRMN仕様の白いセンチュリーは豊田章男社長の専用車で、VIPを送迎するショーファーカーであるため後席に乗って会場に登場。豊田社長というと自ら運転するモリゾウ選手としての印象が強烈なため、いつも運転をしているように思いがちな記者であったが、世界的な自動車メーカーの社長でもありショーファーカーの後席に乗っているのが一般的だなと改めて思った。 白いセンチュリーの開発背景 ただ、今回この白いセンチュリーで各所を巡っているのは、ショーファーカーというクルマ文化をしっかり理解してほしいという思いが込められているのではないかと思う。その点についてTOYOTA GAZOO Racingのチームテントで談笑していた豊田社長に、今回白いセンチュリーで巡っていることについての意味を聞いてみた。 豊田社長は、センチュリーで巡っていることの第1の理由に、センチュリーが疲れないクルマであるいう。その上で、「ラリーは1つの開催で、SSやリエゾンを含むと1000kmを超える。トータルを持ってラリーの競技としている。リエゾンのところは普通の交通流に入るから、そこの沿道には必ず人がいるはずなんですよ」「(社長であると)セレモニアルスタートでフラッグを振るとかを一般的に想像されるでしょうが、モリゾウさんの立場だとピットにいるとか、ドライバーと話をしているとか、リエゾンのときに手を振るとか、どれがいいかなと思ったのです。ただ、やはり(WRCは)モリゾウさんの立場だろうと。そのときに、やはりセンチュリーだろうと思った」という。 確かにこの2日間の豊田社長の服装を思い返すと、TOYOTA GAZOO Racingのチームウェアを着ており、社長として会見に臨むときのピシッとしたスーツ姿ではない。めがねもスポーツタイプのアイウェアとなっており、モリゾウ選手の目でWRCを見ているのだと気がついた。 続き…