1: 少考さん ★ pjFnZbDr9 2025-08-29 11:41:17 弁護士ドットコム 塚田賢慎 2025年08月29日 10時23分 全国高校野球選手権大会の出場校のデータを揃えた週刊誌の増刊が「表紙だけ」女子を起用している。 SNSでも何か気持ちが悪いなど、疑問視する声が上がっている。ただ、何がおかしいのだろうか。 スポーツ業界におけるジェンダーの問題を研究する学者に何か問題があるのか聞いた。(弁護士ドットコムニュース編集部・塚田賢慎) ●書店で際立つ「女子」表紙 この増刊「甲子園2025」(AERA増刊号)は、大会を主催する朝日新聞の子会社、朝日新聞出版から刊行されているものだ。 (中略) スポーツ領域におけるハラスメントや「性の商品化」の問題を研究する明治大学政治経済学部の高峰修教授(体育・スポーツ社会学/ジェンダー研究)に聞いた。 ●識者「女子であるべきか? といったそもそもの発想がないのでは」 ——甲子園大会の増刊が表紙だけ女性を扱うという事実がありますが、これには問題があるのでしょうか。 甲子園大会の雑誌の表紙が必ず女子。興味深いですね。なぜ女子なんでしょう。SNSでも疑問の声が出ているわけですね。 おそらく制作者側はこうした声には気づいてないんじゃないですか。ずっとこれまでやってきたもので、それを変えようとか、時代的にどうなんだろという違和感も覚えてないんじゃないでしょうか。 表紙を女子ではなく男子選手に代えたら売上が下がるのかも、とか、意図的にアイキャッチを狙っているというよりも、何も考えずにパターン化しているのかもしれません。 もちろん勝手にこの表紙になったわけではなく、決めた人がいるわけです。 増刊をつくる編集者たちが表紙を決めるまでの過程を明かしたネット記事(週刊朝日「甲子園」 表紙はこうやって決まる!)を読みました。 「甲子園」の看板と言えば、表紙の女子高生。チアガールや、スタンドで応援する女子高生たちはどうやって選ばれているのか。撮影にはどんな工夫があるのか――。(記事から一部抜粋) このネット記事を読んでも、なぜ女子なのかという理由はわかりませんね。 表紙を決める会議では、前年の大会で撮影した数十枚ある候補写真の中から「今年の表紙写真」を選ぶそうです。ネット記事では5人の編集者たちが打ち合わせをしている様子も公開されていますが、全員が男性のように見えます。 つまり、圧倒的に男性の視線や感性で表紙をどうするか決めようとしています。こうした意思決定の場では、決定者たちの性別や年代、場合によっては国籍などの特性が決定結果に反映されます。 決定者が男性という属性に偏ったなかで、違和感なく、甲子園野球という極めて男らしいスポーツを特集した雑誌の表現として女子を選んだことになります。 このネット記事は2018年と少し古いものなので、今では表紙を決める人間の属性は変わっているかもしれませんし、議論の過程に変化はあるのかもしれませんが、アウトプットされる結果は今も同じです。 これがたとえば、スポーツ雑誌の「Number」の表紙はほとんどが男性アスリートで占められています。例外的に女性アスリート、あとは男女両者の表現もあるのですが、それとは対照的ですね。 一方、出版社はわざわざ消費者のニーズに沿わない表現はしないでしょうから、この雑誌の購読者の期待に応えた結果、とも言えます。 ●この表紙にどんなメッセージが込められているか ——この表紙によって読者にどんなメッセージを伝えようとしていると言えるんでしょうか この甲子園の増刊を買う人は甲子園に関心のある人でしょうから、そういう人たちは若い女性とセットで甲子園をイメージしているとも捉えることができます。 「甲子園」という文字と健康的な女子の組み合わせは、読者層のニーズにマッチしているのかもしれません。 かつての号をみれば、肌の露出が多い衣装を身につけたチアの女子も起用されています。日焼けして健康的で、活発で元気に男子を応援している、そんな女子が読者層に刺さると読み取ることもできそうです。 ある意味、「今の若い女性」に失われつつあるような存在をノスタルジー的に求めてるのかもしれません。 ●女性を表紙だけ使う態度とアスリート盗撮に根底で共通するもの (後略) ※全文はソースで。…