1::2022/10/27(木) 14:58:31.24 ID:i6LjGX8m0 BE:866556825-PLT(21500) ベンツに乗ると一時停止しなくなるのはなぜか?――社会心理学者の実験でわかったこと フェラーリなどを使っての実験 「金持ちは利己的だ」といわれる。自分のことより他人の幸福を優先していては、たしかにお金などたまらないだろう。その一方で、「貧乏人は利己的だ」ともいわれる。今日一日分の食べものすらなければ、他人から奪ってでも生き延びるしかない。どちらが正しいのだろうか? 作家の橘玲氏は最新刊『バカと無知―人間、この不都合な生きもの―』(新潮新書)で、このテーマについて論じている。以下、同書から抜粋して一部を紹介する。 *** カリフォルニア大学バークレー校の社会心理学者ポール・ピフらは、この疑問に答えるため、車によって社会階級を五つに分けた。最上層はフェラーリで、最下層は現代自動車(ヒュンダイ)の乗用車だ。次いで、交通量の多いサンフランシスコのベイエリアの道路で、横断歩道の手前で止まって歩行者を渡らせた車を数えた。 その結果、車種によってドライバーの行動が明らかに異なることがわかった。 最下層に分類された車種のドライバーは、一人残らず車を止めて歩行者を優先した。中間層では、ドライバーの30%が車を止めずに歩行者の行く手を遮った。そして最上層のフェラーリのドライバーは、半分が交通法規を無視して自分の都合を優先させたのだ。 この研究は、「貧しいひとはこころがやさしく、金持ちは傲慢だ」という社会通念が正しいことを証明した――ように思われる。…