1::2022/10/17(月) 23:17:33.90 ID:AxIPBf+V0 BE:123322212-PLT(14121) 製品が発売されてから寿命を迎えるまでを「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つのステージに分類した、「プロダクト・ライフサイクル」というフレームワークがある。 これにのっとって考えれば、日本国内の自動車産業はすでに「成熟期」であり、もしかしたら、「衰退期」に入っているとも言えるかもしれない。 市場が成熟し、停滞・縮小し始めると、ときに市場でのポジショニングを変える必要がある。そこで考えるのが“ブランドイメージの変革”である。ただし、ブランドイメージを変えることは簡単ではない。 まず「どの方向にイメージを変えるか」が難しいし、仮にイメージが定まったとしても、それに見合うプロダクトやサービスを「具現化できるか」も問題となる。また、新たなブランドイメージが「市場に受け入れられるのか」も考えなければならない。 これをうまくやってのけたのが、マツダだ。 (中略) しかし、インテージの自主調査データより「メーカー再購入意向」という指標を確認すると、課題も見えてくる。 「あなたが次回車を購入するとしたら、次も同じメーカーから購入したいと思いますか?」の質問に対し、「確実に同じメーカーから購入したい」と答える人の多さを見てみると、トヨタ(30%)、レクサス(23%)、メルセデス・ベンツ(21%)が上位に並ぶ中、マツダは12%と低い。先ほどのエクステリア/インテリア評価では10メーカー中トップであったのに、再購入意向になるとほぼ最下位にまで落ち込んでしまう。 メーカーイメージのポジティブな変化や、平均購入価格の上昇は、マツダの狙いに近い結果が出ているだろう。企業イメージを変えることの重要さと価値が、見て取れる。SUVモデルの戦略的な投入や統一感のあるデザインの採用を継続的にやり続け、そしてやりきることの大切さが表れているといえるだろう。 一方で、リブランディング後のマツダ車を購入しているオーナーからの再購入意向が低いことは、悩ましい。企業イメージ変革後の次なる一手が早急に必要であろう。 全文…