
1: 2025/08/23(土) 19:36:22.85 兵庫県内の住宅建設会社が破産手続きに入り、22日に債権者集会が開かれました。着手金を払って家が建たない人や、建てた家に多数の欠陥が見つかっている人が被害を訴えています。 【画像】断熱材は?サーモカメラで真っ赤…40℃近い温度を示す壁 ■住宅に“欠陥”「断熱材不足」 「スムスタイル」という名称で、注文住宅などを造ってきた株式会社企広。創業50年を超える老舗ハウスメーカーです。 企広ホームページから 「お客様が楽しい人生をこれから送る場所で、苦しい思いをしていただかないよう、個別に資金計画のご相談に乗っております」 4月10日からは「家づくり応援キャンペーン」を始めていたはずが、20日後、突然、破産手続きを申請。寝耳に水の知らせを聞かされた人からは「着手金は払ったもののまだ建築されていない」あるいは「設備の欠陥を直してもらっていない」などの声が上がっています。 22日、神戸地裁姫路支部で開かれた債権者集会では…。 「謝ってください」(被害を訴えるAさん) 先週、この夫妻の自宅を見せてもらいました。2020年に3700万円で「企広」に新居の建築を依頼したといいます。 「木を使った家がよかったので、そういった理想の家を建ててもらえる。営業担当も印象がよかったのでここにお願いしてみようと」(被害を訴えるAさん夫妻) しかし、家が出来上がり、いざ住んでみると、さまざまな欠陥がありました。 「ここらは断熱材が入っていない所が多い」(被害を訴えるAさん夫妻) エアコンをつけた室内にサーモカメラを向けてみると、壁が真っ赤で、30℃近い温度を示します。エアコンをつけていない2階の部屋は、部屋の角が40℃近い温度を示します。断熱材が入っていれば、こんな温度にはならないはずだといいます。 「暑さ寒さに耐えられない家になっている」(被害を訴えるAさん夫妻) ■複数の欠陥が見つかる 第三者機関に住宅の調査をしてもらうと、壁や天井の断熱材の不足が発覚。屋根裏に断熱材は敷かれていましたが、この画像を見た一級建築士はこう話しました。 「天井の裏に断熱材を入れているのかは非常に疑問。壁と天井のつなぎ目が極端に温度が上がるなら、明らかにそこは隙間ができている。断熱材の施工としてはあり得ないやり方で工事が行われていたのではないか」(一級建築士 石田隆彦氏) 屋根裏だけではありません。 「ここの外壁、はってもらっている板、釘がいっぱい出ている」(被害を訴えるAさん夫妻) 外壁には浮き出た釘。床下はカビだらけでした。 「トイレの近くでにおいがする。床下点検口があるので、一度もぐってみよう。中にカビが生えていた」(被害を訴えるAさん夫妻) 他にもドアが傾いているなど、複数の欠陥が見つかっているということです。 これらの欠陥を指摘すると、会社から送られてきたのは「施工不良はない」という文言。思い返せば、打ち合わせの段階から不審な点がありました。 「打ち合わせで議事録を一切取らない。2回目・3回目と同じことを説明、それから次のこととなる。被害額で言うと2000万円近い。もう建ってしまっているので」(被害を訴えるAさん夫妻) ■謝罪も「500万円しかない」 被害を訴える人のなかには、更地の土地だけが残った人もいます。 着手金800万円を支払い、今年4月に地鎮祭を済ませましたが、その後連絡がつかなくなり、その月の末には破産開始を知らされたといいます。 債権者集会の参加者によると、破産の理由について…。 「事業を継続していくつもりはあったが、経営が成り立たなくなった」(企広 関係者) 会社は自転車操業の状態で、資産は500万円しか残っておらず、それを債権者に分配することになります。 元々支払った金額からは程遠く、債権者の追及に対しても謝るばかりだったといいます。 「やっぱり納得できない。こちらが振り込んだ時期と、契約した時期もそうですけども、倒産と相談しに行った時期があまりにも近すぎるので。計画倒産なのかなと思ってしまう」(参加者) 今回取材した女性は、説明会の後、会社関係者に詰め寄りました。 「謝ってください」(被害を訴えるAさん) 夫婦は怒りのやり場を失ったまま、今もこの家で生活しています。(以下ソース) 8/23(土) 13:12配信…