その神経がわからん!その11590: ↓名無し↓ 15/09/11(金) 05:55:39 ID:k2p 神経がわからないどころか腸が煮えくり返って仕方ない出来事だった私の妻は趣味で小説を書いているそれも手書きでノートに書くのが好きで、いつでも見返したり続きが書けるようにと、リビングの隅のガラス棚に置いてあった私が知る限り中学生の頃から続けている趣味だノートはメモの役割も大きい妻は昔から感受性が高く、時に俳句を作り、評価されたこともあったそんな感受性が受け止め、心動かされた瑣末な万事も書き込んであるそのノートを客人に盗まれた子供の通う園での役員である妻が、同じ役員を客人として招き、リビングで小道具を作っていた客人が帰ったあと、ノートが数冊失せていた客人がくる直前まで書きつけていたノートまで失せており、客人が盗んだことは明白だったそして数日後、その内容が広まっていた内容はもとより、妻のかきつけた「夢の中で見た世界」の絵も、馬鹿にするように広められていたノートは園にある保護者が閲覧する掲示板に、落し物として一冊だけ貼り出されていたそうだだから誰が広めてもおかしくない妻は一冊だけでも大切なノートが帰ってきてくれただけでもよかったと言っていただが娘は敏感に他の保護者が妻へ向ける目線の意味を感じ取っていた娘の通う園は当時専業主婦が主流で、幼い我が子がいながら働きに出る妻を疎ましく思う者が多かったことは知っていた役員の仕事も嫌がらせの様に押し付けられ、仕事を理由に途中から参加せねばならない埋め合わせに家も提供させられた私も埋め合わせを手伝い二人してカバーしてきたつもりだそれをかような下劣な手段で妻の内面を踏みにじり侮辱される謂れがあるだろうか愚劣な人間は妻を辱めたつもりだろうが、妻はこんなことで辱めを受けるような人間ではない強く生き、失ったノートのかわりにその内容を思い出し、より良いものへと昇華させ、新しく書きつけていた10年かけて、最近当時失ったノートの物語が完結したノート5冊分だ娘も芯の強い妻を見て育ってくれた一時期妻のことで園から孤立したこともあったが、持ち前の明るさと芯の強さ、母はなにも恥ずかしいことはしていないとの強い信念で、噂が去るまでの間を乗り越えてくれた幼いながら娘を友達として受け入れてくれた周りの子どもたちにも感謝している…