1:朝一から閉店までφ ★:2022/07/01(金) 05:43:18 2022年6月27日 / コラム 車速80km/h、車間4mのトラック隊列走行で、燃費が15%向上 一般走行でも、スリップストリームを実現できれば、省エネ走行によって燃費低減が期待できるはず。どのような条件で、どの程度の効果が見込まれるのでしょうか。 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の大型トラック走行試験で、車速80km/h、車間距離4mの自動隊列走行において、燃費は15%向上するという結果が得られています。トラックは、決められたコースを走行することが多いので自動運転が活用しやすいのです。 また参考ですが、直進路を車速90km/hで走行する大型トラックをコンパクトカーで追走する試験で、車両間隔3mで39%、6mで27%、15mで20%、30mで11%の燃費向上が得られたという報告があります。リアルワールドでは、一定速度で直進するということはないので、実際にはこれだけの好結果はまず出ないはずですが、NEDOの結果を参考にすると、(条件によって異なりますが)トラックを追走する乗用車なら、車速80km/h以上で車間距離10m以下をキープすれば、10%程度の燃費向上が期待できるかもしれません。 高速道路の100km/h~120km/hなら、もう少し効果が大きい可能性もあります。一方で、前走車が一般的な乗用車だともっと接近しないと、効果は出せないはず。ただ、いずれにせよ車間距離10m以下というのは、安全性を考えると現実的ではありませんね。 自動運転ならできるかも…