1. 匿名@ガールズちゃんねる 女性には50代の兄がいる。兄は高校時代、同級生からのいじめが原因で学校を辞めひきこもるようになった。その後、家族との関係も悪化し実家近くで一人暮らしを始めた。 以来、兄の生活は両親に依存してきた。父親は昔から兄に無関心だったので、生活費は全て母親が工面した。しかも母親は、毎月かなりの額を兄に渡し続け、兄はそれで不自由のない暮らしを続けてきたという。だがその母親もすでに80代前半。今は健康だが、いつまで働けるかはわからない。 女性はすでに実家を出て家庭を持っている。兄は、母親からの金銭的援助を得られなくなったら、次は自分にお金を要求してくるようになるかもしれないと思うと、女性は気が気ではない。 「かつて、ひきこもりは、親子の問題とか親の責任と言われてきました。しかし、いま起きているのは、親が亡くなったり要介護状態になったりして、兄弟姉妹が親代わりの負担を強いられる現実です」 こう指摘するのは、長年ひきこもりの現場を取材してきた「KHJ兄弟姉妹オンライン支部」支部長で、ジャーナリストの池上正樹さんだ。 民法上、親子や兄弟姉妹は互いに扶養義務を負うが、兄弟姉妹の場合はその程度は低く、経済的な余裕がある場合にのみ生じる。しかし社会の空気として、兄弟姉妹が面倒を見なければいけないという圧力が強い、という。 2025/05/22(木) 00:10:59…