脳電極により男性は数十年ぶりに喜びを体験したアメリカのミネソタ大学（UMN）の研究で、30年以上重いうつ病に苦しむ男性が脳への電気刺激により「喜び」を感じ、涙を流した。治療は脳の精密なネットワーク地図を作成し、「ネットワークの境界線」に電極を設置することで実現。男性は刺激後、「気持ちがいい。不思議な感じだ。感情が溢れる…。これは喜びだ」と表現。うつ病は人によって脳の回路が異なるため、従来の治療では効果にばらつきがあった。研究は「オーダーメイド脳刺激療法」が重症うつ病に有効である可能性を示した。研究詳細は2025年8月8日、『PsyArXiv』に公開（タイトル：Personalized Adaptive Cortical Electro-stimulation (PACE) in Treatment-Resistant Depression）。…