1::2022/05/07(土) 23:32:24.63 ID:phzLQe4W0 BE:896590257-PLT(21003) 手を上げれば2.4倍「車は止まる」 信号のない横断歩道で300台調査、呉高専の学生 2022/5/6 22:17 中國新聞 信号機のない横断歩道を渡ろうとする際、手を上げると車が一時停止する割合は2・4倍になる―。呉高専(広島県呉市)の学生が、そんな調査結果をまとめた。ドライバーに目線を送るだけでも停止率は上がり、歩行者たちの意思表示が運転に影響を与えることが裏付けられたという。広島県警は同校から調査データの提供を受け、事故防止に役立てる考えだ。 同校は2020年に県警と協定を結び、交通対策の充実に向けた提言などに取り組んでいる。今回の調査を担当したのは、プロジェクトデザイン工学専攻科1年宮野夏碧(かお)さん(20)。神田佑亮教授(交通システム工学)の指導を受けて21年10月、車や人の往来が多い広島市南区東雲と海田町大立町の2地点で調べた。 横断歩道のそばにビデオカメラを設置し、徒歩や自転車で渡ろうとする人がいる時の車計300台の対応を分析した。横断者がドライバーに意思表示をしなかった場合、一時停止率は34・0%。一方、目線を送ると46・3%となり、手を上げると81・0%まで上昇した。「ちょっとした行動で安全に横断できる可能性が高まる」と宮野さん。今年3月、調査結果を県警に提供した。 車は道交法上、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合は一時停止しなければならない。しかし日本自動車連盟(JAF)の18年の調査によると、県内の停止率は1・0%で全国ワースト2。最新の21年調査は24・1%(34位)で、依然として「歩行者優先」とはほど遠い状況だ。…