今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 193度目 おさかなくわえた名無しさん 突然「世界」と「自分」を理解するスイッチが入ったこと 子供の頃、私は今で言う発達のかなり黒に近いグレーゾーンだった(と思う) 当時は発達障害って概念はなくて、明らかなあうあう系の言葉が通じないレベルじゃないと支援学級なんて発想すらない なので当たり前に普通学級にいたけど、たぶん誰が見ても私はまともじゃない、だいぶおかしかったはず 小学3年生の授業中、突然パチッとスイッチが切り替わった 今でも鮮明に覚えてる 「あれ?私はなんでここにいるんだろう?」っていういきなり自我が目覚める感じで気が付いた 私は○○って名前で、ここは学校で、今は授業中なのか 授業?ああ、この教科書を開いて、えーと、ノートも開いてここに黒板の文字を書けばいいのかな? あ、先生って人の話も聞かないといけないのか、結構大変だな……みたいな もちろんそれまでも名前とか学校とか先生とかはわかってたはずだけど、前述の通り曖昧というか 授業中も教科書も開かず何も耳に入れず席でただぼーっと座ってたんだよね。休み時間も一人でぼーっとしてた 世界を認識できてなかった。なんかそこにある、くらい なんでと今言われてもわからない ノートもその日のその瞬間からしか書かれてなかった あの瞬間から「私」の人生を始めたとしか言えない…