1:シャチ ★ :2021/08/26(木) 11:18:43.25 ID:2O6w0YLi9.net 8/26(木) 8:07配信 ITmedia ビジネスオンライン “ アフガニスタンでイスラム武装勢力タリバンが、アフガン政府を追い出したニュースが話題になっている。 2001年に米軍に崩壊させられるまでのタリバン(「タリバン1.0」と呼ばれる)政権による支配は、厳格なイスラム法によって多くの人々が自由を奪われ、大変な生活を強いられた。そして今、米軍のアフガニスタン侵攻から約20年におよぶ米軍とNATO部隊によるアフガニスタン駐留を経て、「タリバン2.0」の新たな政権が誕生しようとしている。 筆者はタリバン幹部に陥落前から取材をしており、その一部は動画でも公開している。これから、さらに多くのインタビュー動画を公開する予定なので、詳しくはそちらをご覧いただきたい。現在、アフガニスタン国内では、欧米が支援しそうな反タリバン勢力(有力民兵指導者アフマド・マスード氏の抵抗勢力)も勢いを増しそうな気配があり、そうなると国内で戦闘が激化する可能性も否定できない。目が離せない情勢が続く。 そんなアフガニスタンだが、実はこうした混乱地域でのニュースのなかで、日本の自動車メーカーが一部で話題になっている。というのも、タリバンなどの武装勢力やアフガニスタン国外のテロ組織などが、日本メーカーの自動車を好んで使っており、今回タリバンが政権掌握したあと、欧米メディアで改めてこの事実がフォーカスされている。 ドバイに拠点を置く有名テレビ局のアルアラビアは、「日本の自動車メーカーによって製造された頑丈な自動車は、簡単に壊れないと評判なために非常に人気が高い。1990年代には、タリバン武装勢力の象徴的なシンボルにすらなって注目された」と報じている。 しかもトヨタ車は、国際テロ組織アルカイダやIS(イスラム国)などのテロ組織も好んで使っている。タリバンをはじめ、山岳地帯や舗装されていないような過酷な環境でも問題なく走り、さらにピックアップトラックなら荷台を改造しやすく、マシンガンなど武器も設置しやすいという。 ISが勢いを持っていた15年ごろのプロパガンダビデオでも、街中を列をなして走るテロリストたちが乗っているのは、トヨタのピックアップトラックであるハイラックスまたはランドクルーザーだった。当時、「数百台の新車を持っている」などと言われていたこともあって、米財務省が「なぜ大量のトヨタ車がISの手に渡っているのか」をトヨタに問い合わせしていると、米NBCニュースは報じていた。 専門家たちは、ISシンパなどがトヨタ車を正式にディーラーで購入して、輸出している可能性があると指摘していた。転売されたり、輸出されたりして、テロ集団が入手する。もちろん、財務省から問い合わせを受けたトヨタもそんな理由を知る由もなかっただろう。 ただテロリストたちがトヨタ車を求めるのは仕方がないのかもしれない。なぜなら、とにかくその頑丈さは折り紙付きだからだ。 03年に英BBCの人気テレビショーのトップギアは、「トヨタ車をつぶす」というエピソードを放送している。トヨタのピックアップトラックをあちこちにぶつけてみたり、転がしたり重機で潰そうとしたり、海に流したり、とにかく徹底的に破壊する様子を放送していた。ただ、いろいろ試みても、トヨタ車はなかなかつぶれない。とにかく、そのタフさは賞賛に値すると言っていい。 その破壊の様子は、トップギアの公式YouTubeチャンネルでいまも視聴が可能だ。しかも同番組は、3回に分けてトヨタのピックアップトラックの破壊を試みているのだが、極め付きは、爆破するする廃墟ビルの屋上にトヨタのピックアップを置き、ビルを倒壊させ、それでもクルマが「つぶれないかどうか」を検証するという無茶苦茶なものだった。その結果はここでは書かないが、テロリストが同社のピックアップトラックに乗りたいのもうなずける。トヨタの関係者には申し訳ないが……。 タリバン絡みで言えば、96年にタリバンが最初にアフガン政府を掌握した際にも、トヨタのハイラックスがニュースに取り上げられた。「ハイラックスに乗ったタリバンがカブールに入る」といった具合だ。”(以下ソース)…