1 名前:かわる ★:2021/08/10(火) 22:36:53.78 ID:ycia+ZNE9.net ニューヨーク・マンハッタンのミッドタウンから15マイル(約24キロ)離れたニュージャージー州テナフライ。このような郊外の玄関先でプラスチックの椅子に腰掛けている控えめな男が200億ドル(約2兆2000億円)余りを失ったビル・フアン氏であるなどと、ほとんどの人は考えもしないだろう。 同氏が運営するファミリーオフィスのアルケゴス・キャピタル・マネジメントが世界の金融市場をゆるがせてから4カ月。銀行や米連邦当局は依然として、その破綻について綿密な調査を続けている。アルケゴスの清算人は、リーマン・ブラザーズの破綻処理も手掛けたデービッド・ポーカー氏が務める。フアン氏の同僚には同氏に期待する向きもおり、同氏の融資によって複数のヘッジファンドが灰の中からよみがえると考えている向きもいる。 米検察当局も問い掛けを続けている。アルケゴスはまたしてもウォール街の強欲と傲慢(ごうまん)が招いたスキャンダルだったのか。それよりもいっそうひどいものなのか。この関連で55億ドルの損失を被ったクレディ・スイス・グループは、アルケゴスによってだまされた公算が大きいとの認識を示した。 フアン氏の資産規模は今になっても不明だ。元従業員らは、同氏が個人の投資やアルケゴスから切り離した仕組みを通じ、今でも膨大な資産を持っている可能性があると不満を述べている。このような投資の中には、リターンが高くて人気のあるキャシー・ウッド氏の上場投資信託(ETF)がある。 銀行はフアン氏の残る資産規模を把握し、そこから少しでも取り戻すことができないかと同氏のチームと交渉中だ。クレディ・スイスはアルケゴスと関連団体、個人から資金回収を模索すると表明している。 ビル・フアン 引用元:…