1: それでも動く名無し 2026/11/06(金) 16:59:33 TBS系ドラマ「VIVANT」シーズン2が注目を集めている。動画配信市場を調査するAMPDによると、2026年8月のアジア太平洋地域(中国・インドを除く)の動画配信視聴ランキングで首位に立った。しかし、視聴者約1563万人のうち、日本国外はわずか3%だった。なぜ国内での大ヒットが、海外での成功につながらないのか。元テレビ東京社員で桜美林大学教授の田淵俊彦さんは「日本のドラマは最初から海外のドラマと同じ土俵で戦っているわけではない」という――。■アジア1位でも、視聴者の97%は日本国内 日本のテレビドラマは衰退したと言われて久しい。 若者はテレビを見ない。視聴率は下がり続ける。NetflixやYouTubeに視聴者を奪われた。CM枠が売れず、広告費は配信に抜かれた。そんな論調は、いまや業界のみならず社会の常識になっている。 だが、本当にそうなのだろうか。 私は元ドラマプロデューサーとして、また現在は大学で映像制作やメディアについて教える立場として、この答えに違和感を抱いてきた。そして、その思いを改めて強くしたのが、TBSドラマ「VIVANT」シーズン2である。 この作品は単なるヒットドラマではない。現在の日本のテレビドラマ産業が抱える強みと弱み、その両方を極めて鮮明に映し出した作品だ。 アジアの動画配信市場を調査するMedia Partners Asia(MPA)傘下のAMPDによれば、「VIVANT」シーズン2は2026年8月、中国とインドを除くアジア太平洋地域で最も視聴されたタイトルとなった。推計ユニーク視聴者数は1563万人。そのうち約1513万人が日本国内の視聴者であり、実に97%を占めていた。 この数字をどう読むべきだろうか。 私はこれを「海外で失敗した」とは考えない。むしろ逆である。…