遅番の仕事を終えて家に帰るのは、毎晩夜10時半。家に入る前に、暗い庭でカラスにピーナッツを撒く——そんな習慣を2年続けていた男性が、ある日ご近所から「最近、大丈夫か?」と声をかけられた。本人はただ、カラスが本当に人の顔を覚えるのか試していただけ。ところがご近所の目には、まったく別のものに映っていた。そこへ追い打ちをかけたのが、近所の8歳の男の子のひと言「魔法使いなの?」だった。 何をやらかした? 📌 遅番勤務の投稿者は、「カラスは人の顔を覚え、餌をくれる人と長い付き合いを築く」と読んで本当かどうか確かめたくなり、夜10時半に帰宅するたび、暗い庭へピーナッツを撒いてから家に入る習慣を2年間続けた。カラスは期待どおり投稿者を覚えたが、ご近所から見えていたのは「毎晩、暗闇に無言で立って供え物をし、誰とも話さず家に消える男と、その帰りを待ちかまえるカラスたち」。近所では「あの人はカラスと交信している」とうわさされ、科学的に説明しても納得してもらえず、ついには近所の8歳の男の子に「魔法使いなの?」と聞かれて「そうだよ」と答えてしまった。今では男の子が「お手伝い」としてピーナッツを置いていくようになり、投稿者はすっかり引っ込みがつかなくなっている。 事の発端 遅番帰りの、ちょっとした実験 投稿者の仕事は遅番で、家に帰り着くのは毎晩夜10時半ごろ。帰宅すると玄関ポーチまで歩いていき、家に入る前に庭へピーナッツを放って、カラスに食べさせる。それが毎晩の決まりごとだった。 始めたきっかけは、「カラスは人間の顔を覚えていて、餌をくれる人とは長く続く関係を築く」という話を読んだこと。それが本当なのか、自分で確かめてみたかったのだ。 実験は、見事にうまくいった 結果から言うと、うまくいった。今ではカラスたちは、投稿者の車が家に着くころには、もう待っている。 ただ、投稿者にとってこれは、あくまで「カラスは本当に顔を覚えるのか」を試しているだけのことだった。毎晩のこの習慣が外からどう見えているかなんて、考えたこともなかった。そして2年。事態はその間ずっと、本人の知らないところで少しずつ育っていたのである。 やらかしの一部始終 「最近、大丈夫か?」 投稿者が異変に気づいたのは、去年の秋のこと。ご近所の男性に呼び止められ、「最近、大丈夫か?」と聞かれたのだ。 どうやらこの2年間、ご近所の何人もが、投稿者の毎晩の姿を見ていたらしい。 ご近所から見えていた光景 ご近所の人たちの目に映っていたのは、こんな光景だった。 夜10時半、ひとりの男が帰ってくる。男は暗い庭に黙って立ち、儀式の供え物としか言いようのない何かを撒くと、誰とも言葉を交わさずに家の中へ消えていく。それが、毎晩。 しかも投稿者は、これを明るい時間帯に一度もやったことがない。カラスたちは車が着くころにはもう待ちかまえているので、通りから見ると、男が帰ってきた途端、カラスたちが男のもとへ寄っていくように見える。まるで命令に従うように。暗闇の中で。 「あの人はカラスと交信している」 うわさはとっくに広まっていた。ある住人は別の住人に「あの人はカラスと交信している」と話していたし、さらに別の住人は、投稿者が何か怪しいものにのめり込んでいるのではないかと尋ねていたという。 それでいて、投稿者の家のドアをノックして、本人に直接たずねてきた人はひとりもいなかった。投稿者に言わせれば、「みんな、いったいどんな答えが返ってくると思っていたのか。正直、そっちのほうが気になる」。 科学で説明してみたが…… 投稿者は、声をかけてきたご近所さんに、ことの次第を科学的に説明しようとした。カラスは知能が高いこと。人の顔を見分けられること。餌をくれた相手に「お返し」の品を持ってくるような習性があること。 男性は、とてもゆっくりとうなずいた。人が「話は分かった。でも考えは変えないよ」と思っているときにする、あのうなずき方だった。 「魔法使いなの?」 そして先週末。投稿者は自宅の敷地の入口あたりで、そのご近所さんの8歳の息子に呼び止められた。男の子の質問は、「魔法使いなの?」。 時刻は夜の11時。投稿者は8時間の肉体労働を終えて帰ってきたばかりだった。そして、こう答えた。「そうだよ」。 その後 それ以来、男の子は「お手伝い」だと言って、投稿者の家の玄関ポーチの手すりに、ピーナッツを小さな山にして置いていくようになった。カラスたちはそれをちゃんと食べていく。男の子は、自分が本物の魔法使いの助手を務めていると信じきっている。 振り返れば、やったことは2年間、夜の庭でカラスに餌をやっていただけ。ご近所から見られているとは思ってもいなかった。その結果、近所の人たちには教団を率いていると思われ、近所の子には魔法使いだと信じられ、カラスたちはというと、年月を重ねるほど投稿者をますます怪しく見せていくばかりだった。 投稿者はこの状況を、「もう引っ込みがつかない」と締めくくっている。 海外の反応 1. やらかし名無しさん 状況を整理させてほしい。 ・決まった儀式で、使い魔のカラスたちを呼び寄せている ・毎晩、普通の人が出歩かない時間に出入りしている ・人付き合いがなく謎めいていて、ご近所も遠巻きにしている ・難しい術の仕組みを「常識ですよ」とばかりに説明して、住民をさらに怖がらせた ・子どもに魔法使いかと聞かれて、認めた ・その子は今、あなたのもとで修行中 これは失敗じゃない。魔法使いとして次の段階に進んだだけだよ。おめでとう。 2. やらかし名無しさん(>>1への返信) 鳥に餌をやる人=魔法使い、は本当にそう。うちの父は自分の土地で、何世代にもわたってシジュウカラの仲間の小鳥に餌をやってきた。今では誰かがドアを開けるだけで集まってきて、手のひらからピーナッツを食べる。ある日、家族が留守のときに固定資産税の調査員が来て、その群れにたかられたらしい。留守電に「なんで人を襲う小鳥なんか飼ってるんですか!?」って残していったよ。しかも父の新しい建物を「物置」として記録していったから、税金が安くなった。 3. やらかし名無しさん 笑ったけど、正直ご近所の気持ちも分かる。夜10時半、真っ暗な庭に男が無言で立って何かを撒くと、待ちかまえていたカラスが一斉に寄ってきて、男は誰とも口をきかずに家へ消える。それが向かいの家で2年続いてたら、自分も子どもに「あの家には近づいちゃダメ」って言うと思う。 4. やらかし名無しさん(>>3への返信) でも、2年間で誰ひとりドアをノックして直接聞きに来なかったのが一番こわい。全員が「聞いたらとんでもない答えが返ってくるかも」と思ってたってことでしょ。怖がられ方の年季が違う。 5. やらかし名無しさん(>>3への返信) せめて明るいうちに一回でもやってれば、「鳥好きのご近所さん」で済んだはずなんだよね。遅番だから仕方ないとはいえ、暗闇でしかやってないのが、誤解のいちばんの元だと思う。 6. やらかし名無しさん うちの向かいに住んでるおじさんは私を魔女だと思ってて、顔を合わせるたびに指で十字を切ってくる。笑っちゃう。原因は、私がワタリガラス(大型のカラス)を操れると思われてること。実際はあの子たち、好き勝手してるだけ。ただ、おやつが大好きなのと同じくらい、おじさんの犬にちょっかいを出して吠えさせるのも大好きでね。私が「やめて戻っておいで」って呼ぶと、おやつ目当てでちゃんと戻ってくる。それが操ってるように見えるらしい。 7. やらかし名無しさん(>>6への返信) 「私が操ってるわけじゃない、あの子たちが好き勝手してるだけ」……うん、それはまさに魔女が正体をごまかすときに言うセリフなんだよな。 8. やらかし名無しさん 「お手伝い」だといってポーチの手すりにピーナッツの山を置いていく8歳、かわいすぎる。本人の中ではもう完全に魔法使いへの弟子入りだよね。大人になってから「子どもの頃、近所に本物の魔法使いがいてさ」って語り出すやつ。 9. やらかし名無しさん 「もう引っ込みがつかない」って、そもそも引っ込む必要ある? 受け入れよう。マントを羽織って、庭に大鍋を置こう。これが今のあなた。カラスと心を通わせる、なんかすごい人。ここまで来たら、ご近所も誰ひとり逆らってこないよ。 10. やらかし名無しさん(>>9への返信) やるなら徹底してほしい。職場を出る時点で黒いマントに着替えて帰宅、服は全部同じ色でそろえる、あとヒゲも伸ばす。魔法使いといえばヒゲだから。 11. やらかし名無しさん 弟子には、ペスト医師のマスク(昔ヨーロッパで疫病を診た医者がかぶっていた、鳥のくちばしのような形のマスク)を用意しよう。通販で安く買えるから何個か買って、「お供えのときは必ずこれを着けること」って決まりにすればいい。 12. やらかし名無しさん(>>11への返信) 夜遅くによその子にくちばしマスクをかぶせて、庭でピーナッツを撒かせてたら、次に様子を見に来るのはご近所じゃなくて警察だと思う。 13. やらかし名無しさん 水を差すようだけど、カラスとの「長い付き合い」は餌ありきだよ。餌をやめると、最初は様子を見に来て、何羽かは2回目も来る。でもそのうち全部いなくなる。それでも残る1羽がいたら、その1羽だけは本気で懐いてたのかもね。 14. やらかし名無しさん(>>13への返信) そう単純でもないらしいよ。カラスは味方も敵も何年も覚えていて、その情報を次の世代にまで伝えるって研究者が言ってる。餌が止まっても「あの家の人は味方」っていう記憶は、群れの中にしばらく残るんじゃないかな。 15. やらかし名無しさん うちの近所のカラスは、いつものピーナッツに、殻をむいたいろんなナッツを週に何回か混ぜるようにしたら、一気に懐いてくれた。で、最近ついに初めての「贈り物」をもらったよ。片方ずつバラバラの靴下が3枚。 16. やらかし名無しさん(>>15への返信) 靴下3枚、しかも全部バラバラなのが気になる。それ、近所の物干しから持ってきてない? 贈り物のせいで、今度はそっちがご近所から怪しまれるやつだ。 17. やらかし名無しさん カラスの仲間ってユーモアがあるし、ほかの動物の声をまねるやつもいる。昔ビーグルを飼ってたとき、犬が木の上に向かってものすごい勢いで吠えてて、何事かと思ったら、木のてっぺんから「ワン」と返事が聞こえた。正体は、犬をからかう遊びを覚えたカササギ(カラス科の鳥)だった。 18. やらかし名無しさん(>>17への返信) うちの犬もカラスにからかわれてた。犬のお気に入りの寝場所がちょうどテレビアンテナの真下で、カラスがアンテナの上から果物の皮をぽとぽと落としてくるの。しばらくしたら飽きたのか、ぱったりやめたけど。 19. やらかし名無しさん え、そっちのカラスって夜に食べに来るの? うちの敷地には35羽くらい住みついてるけど、夜に姿を見たことなんて一度もないよ。やっぱり本物の魔法使いなのでは。これは詳しく調べる必要がある。 20. やらかし名無しさん 笑える話だけど、よその子が関わってきた以上、一度ちゃんとしておいたほうがいいと思う。親御さんと本人に時間をもらって、本当は何をしているのか説明しておく。夜遅くによその子と「儀式」をしてるなんてうわさが立ったら、もう笑い話じゃ済まないし、あとでこじれてあの子をがっかりさせることになるのも避けたいしね。 21. やらかし名無しさん(>>20への返信) 説明するときは、「動物に優しくすることが、この世でいちばん強い魔法なんだよ」って伝えてあげてほしい。あの子はもう投稿者のことを尊敬してるんだから、そのくらいの魔法は残しておいてあげよう。 22. やらかし名無しさん ちなみに英語だと、カラスの群れのことを「マーダー」、つまり「殺人」と同じ単語で呼ぶんだよね。そう考えると投稿者は、近所の8歳の子を「マーダー」に引き込んだ男ってことになる。説明の順番を間違えたら一発アウト。 まとめ カラスが本当に人の顔を覚えるのか試したかっただけの習慣が、夜・暗闇・無言という条件がそろって、2年がかりの”教団”疑惑に育ってしまった投稿者。コメント欄は「それはもう魔法使い」と面白がる声や鳥に懐かれた体験談で盛り上がる一方、「ご近所が怖がるのも分かる」「子どもの親には一度説明を」という冷静な声も。誤解は、聞かれるのを待たずに自分から解いておくしかなさそうだ。 元ソース: うっかり近所じゅうに「カラスの教団に入っている」と思い込ませてしまった The post 「魔法使いなの?」と近所の8歳の子に聞かれて「そうだよ」と答えた男性、2年間ご近所から何だと思われていたのか… appeared first on やっちまった!海外のやらかし告白.…