1: 2025/07/26(土) 10:37:49.72 [ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P総合500種とハイテク銘柄中心のナスダック総合が最高値を更新して取引を終えた。米国が欧州連合(EU)と近く貿易協定で合意する公算が大きいとの楽観的な見方が背景にある。 EU欧州委員会のフォンデアライエン委員長は25日、トランプ米大統領と27日にスコットランドで会談し、米・EUの貿易関係を巡り協議すると明らかにした。これに先立ち、EU当局者や外交官は、EUと米国が今週末にも貿易協定の枠組みについて合意する可能性があると明らかにしていた。 グロバルト・インベストメンツのシニアポートフォリオマネージャー、トーマス・マーティン氏は「市場は今後もディール(取引)が成立すると見込んでいる」と指摘。ただ、個人的にはこの見方にやや懐疑的とし、「もし成立しなければ、上昇の余地よりも失望する余地の方が大きい」とした。 市場の注目は29─30日開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)に集まる。CMEのフェドウオッチによると、市場が織り込む9月会合での利下げ確率は約60%。 S&P主要11セクター中、9セクターが上昇。素材が1.17%、工業が0.98%、それぞれ上昇し、上げを主導した。 個別銘柄では、「UGG」や「HOKA(ホカ)」など人気シューズブランドを製造するデッカーズ・アウトドアが11%高。予想を上回る好調な四半期決算を好感した。 半導体大手インテルは8.5%安。第3・四半期の1株当たり損益が0.24ドルの赤字になるとの見通しを示したことが響いた。 来週は、マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズなど大手テック企業が決算発表を控える。 S&P500では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2対1の比率で上回った。 米取引所の合算出来高は177億株。直近20営業日の平均は181億株。…