7歳の娘が学校の友だちに贈る「ごめんね」のプレゼント作りを、手伝うことになった手芸好きのお母さん。せっかくだから特別にしようと、”世界最強”をうたう蓄光顔料(暗いところで光る粉)を材料に混ぜたのが、すべての始まりだった。夜遅くに作業を終え、そっとベッドにもぐり込んで、いつものように愛犬を呼んだそのとき——布団の中から、緑色に光る”何か”が犬のほうへ近づいていく。 ※注:マインクラフトは、四角いブロックでできた世界を冒険したり、ものを作ったりして遊ぶ世界的な人気ゲーム。「スライム」はその中に出てくる、緑色の四角いゼリーのような姿のモンスター。レジンは、透明な液体の樹脂を固めて作品を作る手芸素材で、固める前の液に色の粉などを混ぜて使う。 何をやらかした? 📌 7歳の娘の仲直りプレゼントとして、マインクラフトのスライムをレジンで手作りしていた投稿者。「世界最強」をうたう蓄光顔料を混ぜる途中でテーブルに粉をこぼし、手でぬぐっては塗り広げてしまう、ということを約3時間くり返した。夜中にベッドに入って愛犬を呼ぶと、暗闇の中で自分の手と爪がくっきり緑色に光っていた。パニックになった犬は、眠っている夫の顔を踏み台にして逃げ出し、ベッドから飛び降りて壁に頭から激突。夫は何が起きたのか分からないまま顔の痛みとともに目を覚まし、犬はベッドの下に立てこもった。 事の発端 娘からの「仲直りプレゼント」の相談 投稿者の7歳の娘は、マインクラフトが大好き。学校には同じくマイクラ好きの友だちがいて、娘はその子に「ごめんね」の気持ちを込めたプレゼントを贈りたいと考えていた。その準備を手伝ってほしい、というのが娘からの相談だった。 投稿者は、自閉症とADHDがあり、手芸材料のコレクションがとんでもないことになっている母親——と自ら名乗る人物。そんな母親が、この頼みを断るはずもない。二つ返事で、ゲームに出てくる緑色のスライムを手作りすることにした。 中身は粘土、外側はレジン。そこへ”世界最強”の光る粉 計画では、中身をオーブンで焼き固める粘土(ポリマークレイ)で作り、外側を透明なレジンで覆って仕上げる。さらにちょっと特別感を出そうと、手持ちの蓄光顔料をレジンに混ぜることにした。 投稿者いわく、本当はここで一度立ち止まるべきだった。なにしろ使ったのは、そのへんの蓄光顔料ではない。イギリスのアーティスト、スチュアート・センプルが販売している「LIT」のネオングリーン。”世界最強の蓄光顔料”をうたう代物だったのである。 やらかしの一部始終 こぼれた粉を手でぬぐったら、広がった 顔料をほんの少しレジンに振り入れたところで、投稿者は粉がテーブルにこぼれていることに気づいた。とっさに手でさっとぬぐったものの、粉は取れるどころか、かえって塗り広げられてしまう。 そこから約3時間、同じことのくり返しだった。レジンは一度に流し込むと、気泡が入ったり、固まりきらない部分が残ったりする。そこで少しずつ重ねては固める作業を続けたのだが、そのたびに粉がこぼれ、手でぬぐい、また広がる。ようやく完成したころには夜も更けていて、朝の早い夫はとっくにベッドで眠っていた。 真っ暗な寝室で、両手が光っていた 片付けを済ませると、投稿者は愛犬を連れて2階の寝室へ向かった。眠っている夫を起こさないよう、そっと部屋に入ってベッドにもぐり込む。落ち着いたところで、いつものように犬を呼んだ。小型のダックスフント系のミックス犬で、投稿者の隣で丸くなり、なでてもらいながら一緒に眠るのが毎晩のお決まりなのだ。 投稿者が異変に気づいたのは、そのときだった。自分の手と爪が、暗闇の中で不気味なほど緑色に光っている。犬の目に映ったのは、布団の中からこちらへ迫ってくる、まぶしく光る謎の物体。犬は完全にパニックになった。 なだめようとしたのが、最悪の一手 犬はすぐさま後ろへ飛びのき、ベッドの縁に沿ってぐるりと回ると、眠っている夫の陰に逃げ込んだ。夫を盾にして身を守ろうとしたのである。投稿者いわく、犬の目には「ワンコを襲う悪魔」か、「謎のツメ」が現れたようにしか見えなかったはずだという。 投稿者は犬を安心させようと、ゆっくり近づいてなでようとした。ところが、これが考えうるかぎり最悪の一手だった。地獄から来た恐ろしい化け物2体に追い詰められたと思ったのだろう。犬は一瞬のうちに、ダックス特有の長い胴をくねらせた決死の脱出を開始。眠っている夫の上を乗り越え、そのまま夫の顔に突っ込んだ。 そして夫の顔を踏み台にして、カンガルーのように後ろ足で思いきり蹴り、全速力で投稿者から離れようとした。その勢いのまま、暗闇の中でベッドから飛び出し、壁に頭から激突してしまった。 その後 目を覚ました夫は、顔が痛いのに何が起きたのかさっぱり分からない。犬はベッドの下に逃げ込んでいて、投稿者いわく「たぶんあの子も顔が痛いはず」。 投稿者自身による要約はこうだ。「世界最強の蓄光顔料が手についたままベッドに入ったら、犬がパニックになって、寝ている夫の顔に忍者みたいなキックをお見舞いしたうえ、あの子自身もたぶん壁で頭を打った」。 コメント欄での投稿者の追記によると、この顔料は少なくともあと2日は手から落ちそうにないという。手袋はちゃんと用意してあったのに、つけるのをすっかり忘れていたそうだ。犬はその後ベッドに戻ってきたものの、陣取ったのは夫の足元、ベッドの端っこ。本人いわく「完全に、私はもう信用できないと思われてる」。 ちなみに騒動のもとになったスライムは無事に完成し、投稿者はその写真と、暗いところで光る様子の写真もコメント欄で公開した。見た人からは「すごくいい出来」との声が寄せられている。 海外の反応 1. やらかし名無しさん 「謎のツメ」で『トイ・ストーリー』を思い出した。クレーンゲームの中で、アームを神さまみたいにあがめてた三つ目の宇宙人たち。ワンちゃんから見たら、布団の中から光るツメが迫ってくるんだから、そりゃ逃げるよ。最高の話をありがとう。 2. やらかし名無しさん(>>1への返信) 投稿者です。笑ってもらえてうれしいです。ただ、あの子の信頼を取り戻せるかどうか……。この顔料、少なくともあと2日は手から落ちてくれそうにないんですよね。 3. やらかし名無しさん ワンちゃんには本当に申し訳ないんだけど、読んでるあいだ、ほぼずっと声を出して笑ってた。長い胴をくねらせて、旦那さんの顔を踏み台にジャンプする場面が映像で浮かんでくるのがずるい。 4. やらかし名無しさん(>>3への返信) 投稿者です。誰かを笑わせられたなら、あの夜も報われます。ちなみに今あの子は、ベッドの端っこ、夫の足元で寝てます。「この人はもう信用できない」って完全に思われてる。 5. やらかし名無しさん 笑っちゃったけど、ワンちゃんが壁に頭からぶつかったところだけは本気で心配になった。ダックス系は腰や背中を痛めやすいって聞くし、しばらくは段差の上り下りの様子を見てあげてほしい。 6. やらかし名無しさん(>>5への返信) >>4で投稿者が、今は旦那さんの足元で寝てるって書いてるから、ひとまず落ち着いたみたいでよかった。逃げ込む先に旦那さんのそばを選ぶあたり、「安全な人」はちゃんと分かってるんだね。 7. やらかし名無しさん いちばん気の毒なのは旦那さんだと思う。朝が早いから先に寝てたら、真っ暗な中でいきなり顔面に犬の後ろ足キック。目が覚めたら顔が痛いのに、何が起きたのかまったく分からない。あとから事情を聞かされても、「手が光ってたから」じゃすぐには飲み込めないよ。 8. やらかし名無しさん(>>7への返信) しかも寝ぼけた目で横を見たら、両手を緑色に光らせた奥さんがいるわけでしょ。自分だったら、犬より先に悲鳴をあげてベッドから転げ落ちてる。 9. やらかし名無しさん 暗闇で光る手が自分のほうに伸びてきたら、そりゃ全力で抵抗するって。ワンちゃんは何も悪くない。自分だって同じ状況なら、宇宙人にさらわれる寸前だと思って暴れる自信がある。 10. やらかし名無しさん 犬って人間とは物の見え方が違うらしいから、ワンちゃんにとっては想像以上に不気味な光景だったんじゃないかな。においは大好きな飼い主なのに、見た目は正体不明の発光物体なんだもん。 11. やらかし名無しさん(>>10への返信) 投稿者です。まさにそうだと思います。あの子、暗いところではあまり目が見えないみたいで。そこへいきなり手から光が放たれたんだから、魔法使いに稲妻を撃たれたような気分だったはず。 12. やらかし名無しさん(>>11への返信) しかも犬は、赤と緑の区別がつきにくいって言うよね。あのネオングリーンが犬の目にどう見えてたのかは分からないけど、少なくとも「きれいな緑色」には見えてなかったと思う。 13. やらかし名無しさん くすくす笑いながら最後まで読んだ。「なだめようとそっと近づいたのが最悪の一手だった」ってところ、すごく分かる。怖がってる相手を安心させたいときほど、自分こそが怖がられてる原因だってことを忘れちゃうんだよね。 14. やらかし名無しさん 次にやるときは、使い捨てのゴム手袋を強くおすすめします。できれば、ひじまで隠れる長いやつ。……とはいえ、今日いちばん笑わせてもらいました。ありがとう。 15. やらかし名無しさん(>>14への返信) 作業中だけじゃなくて、寝るときも手袋ね(笑)。まじめな話、レジンを扱うなら手袋は必須だって、手芸好きの間ではよく言われてる。光る粉を使わないときでも、手袋はしておいたほうがいいよ。 16. やらかし名無しさん(>>15への返信) 投稿者です。手袋、実はちゃんと用意してあったんです。つけるのを完全に忘れてただけで……。次からは、作業を始める前にまず手袋。肝に銘じます。 17. やらかし名無しさん 早く落ちれば、そのぶん早く信頼を取り戻せるはず。こういう顔料は油になじみやすいから、ベビーオイルやオリーブオイルを手にたっぷり塗って2〜3分くるくるなじませ、キッチンペーパーでふき取ってから石けんで洗うのがおすすめ。指のしわに入り込んだ分は、重曹か砂糖に少しの洗剤を混ぜたペーストでやさしくこするといいよ。しつこい場所は消毒用アルコールでも。ただし、目のまわりや傷のあるところには使わないでね。 18. やらかし名無しさん スチュアート・センプルって、「世界一ピンクなピンク」とか「世界一黒い黒」の絵の具で有名な人だよね。その人が”世界最強”をうたう光る粉を、7歳の子の仲直りプレゼントに投入する。お母さんの本気が伝わってきて好き。 19. やらかし名無しさん ワンちゃんの写真を見せてほしい! それと、例のスライムの完成品も。3時間かけて作ったうえに、旦那さんと愛犬まで巻き込んだ伝説の作品なんだから、ぜひ見てみたい。 20. やらかし名無しさん(>>19への返信) 投稿者です。完成したスライムの写真をあげました。仕上がりの全体と、暗いところでしっかり光っている様子の両方です。うちの犬を震え上がらせた光、ぜひ見てやってください。 21. やらかし名無しさん(>>20への返信) 写真見たよ、すごくいい出来! これをもらったら、お友だちもきっとすぐに娘さんを許してくれると思う。ちゃんと仲直りできるといいね。 22. やらかし名無しさん 数時間前にこれを読みたかった……。レジンは気泡が入らないように少しずつ流すものだって知らなくて、さっき作ったのが泡だらけに。幸い水槽に入れる飾りだから、泡があっても違和感はないんだけどね。教えてくれてありがとう。 まとめ 娘の仲直りプレゼントのために3時間がんばった結果、両手が”世界最強”の光を放ち、愛犬を震え上がらせてしまった投稿者。コメント欄には旦那さんと愛犬への同情と爆笑が集まる一方、「次は手袋を」「オイルで落とせる」といった実用的な助言も寄せられた。スライムの出来は上々なので、あとは愛犬の信頼を取り戻せば一件落着だ。 元ソース: 世界最強の蓄光顔料を使ったせいで、愛犬を震え上がらせてしまった The post 娘の仲直りプレゼントに”世界最強”の光る粉を使った夜、布団の中から迫る緑色の手を見た愛犬がとった行動とは…? appeared first on やっちまった!海外のやらかし告白.…