1 : 「脳のゴミ」は鼻から排出されていた 老化で詰まる経路…鼻から薬投与で改善 韓国チーム 韓国の基礎科学研究院やKAISTなどに所属する研究者らがCellで発表した論文「CSF clearance through arachnoid fenestrations to olfactory meningeal lymphatics」は、脳の老廃物を運ぶ「脳脊髄液」が、嗅球(においを感じる領域)周辺のくも膜の穴から鼻へと抜けて排出される詳細な経路を解明した研究報告だ。 脳脊髄液は、アミロイドβなどの老廃物を脳から洗い流し、脳内環境を健康に保つ役割を担っている。この老廃物の排出機能が衰えると、老廃物が蓄積しやすくなり、アルツハイマー病などの神経変性疾患につながると考えられている。 これまで、脳脊髄液のおよそ半分ほどは首のリンパ節へと排出されることがわかっていたが、脳から首へと至る具体的な経路については未解明な部分が多く残されていた。 今回、マウスやカニクイザルを用いた研究により、脳の嗅球(においを感じる領域)の周辺から鼻の粘膜へと抜ける詳細な排出ルートが明らかになった。 研究チームが特殊な顕微鏡や3次元画像解析を用いて調べたところ、嗅球周辺の脳を包むくも膜に、多様なサイズの微小な穴が無数に存在することが発見された。 全文はソースで…