発達障害の『見通しが立たないと不安』という症状、自傷や他害の原因か自分や他人やモノを叩くのは「見通しが立たないこと」が原因??我々が何年、何十年先についてそう不安に思うように見通しを立てる力が乏しい子の場合は、数分先、さらには数秒先の未来に不安を感じているのです。 そして見通しがないことで抱える不安を取り除くために、彼らは見通しを立てられる行動を起こすのです。 自傷行為:【自分の頭を叩けば、必ず同じような痛みを感じることができます。】 他傷行為:【人を叩けば、叩かれた人の多くは「やめなさい!」「ダメでしょ!」など怒った雰囲気と表情で、叩いたことを叱りつけます。】 他害行為:【モノを投げたり、叩いたりなど他傷行為のモノ版で、同じように「ダメでしょ!」など叱られます。】 このように「同じような反応が返ってくる率が極めて高い行動」を起こすことで、見通しがない状況から抜け出そうとしているのです。 「見通しがない」 ⇒ 「見通しを立てる行動を起こす」 ⇒ 「いつも同じ反応が返ってくるから見通しが立つ」 これは応用行動分析学における「ABC分析」を用いた「本人の行動と周囲の環境の反応により引き起こされる行動問題」として研究されています。…