1 : 累計発行部数300万部(紙+電子)を突破し、2027年にアニメ化されることも決定している大ヒット漫画『みいちゃんと山田さん』(亜月ねね作)。アニメ化をめぐって物議を呼んでいる「みい山」のアニメ化に対し複数の団体から意見書が出されている。 8月21日、精神障害者の権利擁護と社会的包摂の実現を目指す「全国『精神病』者集団」が、本作のアニメ化に対する意見書を公表した。19日に意見書を出した「全国手をつなぐ育成会連合会」が「一律に反対の立場は取らない」としているのに対し、同会は作品の構造的な問題を厳しく指摘し、問題が解消されない場合は「アニメ化は中止すべき」と、より踏み込んだ抗議の姿勢を示している。 全国「精神病」者集団は、SNS上でアニメ化に対する批判や中止を求める動きが相次ぐ中、「作品の一部だけを取り上げて判断することは避け、最終話まで確認したうえで全体を評価する」として、最終話の公開を待って今回の意見書をまとめた。 意見書では、主人公「みいちゃん」が夜の仕事で搾取や暴力を受け、最終的に殺害されるという物語の構造について、「みいちゃん自身の認知的な特性や言動が、彼女を不幸へと導いた原因であるかのような印象を強く残す」と指摘。本来問われるべきは搾取や暴力、必要な支援の不足といった「社会的要因」であるにもかかわらず、不幸の原因を個人の障害特性(インペアメント)に帰結させる展開は、障害者権利条約の趣旨にも反する「医学モデル」的な考え方であると批判した。 さらに、最終話で親友の山田さんまでもが心身を消耗して死に至る結末について、「障害者本人だけでなく、その周囲で関わる人も不幸に巻き込まれるという既存のステレオタイプを補強する物語として受け取られかねない」と言及。作品全体を通して、障害に対する偏見や誤解を助長する危険性を孕んでいると断じた。全文はソースで…